湯の森 深大湯

【2003.12.30】  
湯の森 深大湯
調布市深大寺北町6−17−3
0424-82-4652
15:00-23:00
、木曜休、フロント。
調布駅から武蔵境通りをひたすら北上して神代植物公園を越えていくので、歩いて行ける距離ではない。バス停山野から2分の記載。駐車スペースは十分にある(10台以上?)。


コメント:遠くからでも良く見える「ゆ」の電光掲示板を掲げている4階建てのビル銭湯だ。建物の前に広い駐車場のスペースがあり、1階正面の暖簾をくぐって玄関に入る。正面の壁一面が下足箱になっており(松竹錠)、ここに履物を入れてから、何と今度はエレベーターで2階に上がるシステムになっている。エレベーターを降りるとそこがロビースペースで、自動販売機で入浴券を購入して右側のフロントで渡す。左右の入り口に掛かった暖簾をくぐって男女それぞれの脱衣場へ分かれる。
脱衣場は建物が大きい割にはごく一般的な広さで、モダンな造りのロッカールームという感じ。さて、男性側の浴室へ(というのもここの浴室は週毎に男女が入れ替わるシステムで、本日は男性側が「森の湯 オアシス」、女性側が「月のしずく」であった)。浴室も脱衣場同様に比較的狭いスペースに小さな島カランが縦横にぎっしり並んでいる(カランの配置は3-3-5-5-2-2-1)。すべてシャワー付きでカランの湯温・湯量はともに良好。浴槽群は2群あるのだが、始めのものは右側壁際にずらっと並んでいて、右側奥から列挙すると、まず横向きに樽型風呂(10点ジェット)、ボディーマッサージ(2点ジェット)、水枕付き7点ジェット座湯、8点ジェット寝湯と並び、今度は手前に向かって広いバイブラ湯があり、最後にその一角が仕切られていて電気風呂となっている。すべての浴槽がつながっていて湯温は42℃ぐらいで、水は軟水を使用している。浴室の一番手前の右側に立ちシャワーブースが一基ある。次に左奥にも薬湯(本日はじっこう)の浴槽があって(やはり湯温は42℃ぐらいか)、その左手前に水風呂があり、小カランをはさんで一番左手前にサウナ室がある(未体験)。なお、ビジュアルなものとしては、前後の壁のはるか上の方に南洋風のチップタイル絵2枚が掲げられている。
さて、これで終わらないのが味噌で、ここの「売り」は何といっても晴れた日の昼間には富士山が望めるという展望露天風呂だ。浴室内から続く階段を上って屋上に出ると、気持ちのいいスペースが広がっていて、岩造りの完全露天風呂となっている。けっこう広くてどこかの旅館の露天に入っているような錯覚を覚えるぐらいだ(この日は夜だったのでもちろん富士山は望めず、やはりここは晴れた日の昼間に来るべき?)。そんなわけで「湯の森 深大湯」は、まさしくビルの上から下までを使用した、ニュー銭湯ばりのビル型銭湯だった。

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