クラブ湯


【2008.5.13】 
内部の写真へ続く
クラブ湯
埼玉県秩父市東町12−16
0494-22-2744
15:00-22:00、月曜休、番台。

アクセス:西武池袋線の終点、西武秩父駅で降りたら駅の北側を秩父鉄道の御花畑駅のほうに進んで線路を渡る。駅の方には行かずに直進して信号を右折する。しばらく北上して2本目の大き目の通りを左折してすぐ路地を左折、少し戻るように進んだ左側にある。駅から10分ぐらい。

コメント: 秩父銭湯巡りの続編。銭湯のはしごはなるべくしないと自分に言い聞かせているのだが、これだけ廃業ペースが速いとほんとそうも言ってられない。なかなか来れそうにないところは仕方ないからはしご湯することに。

というわけで、間髪を入れず、クラブ湯へ。建物全体としては
普通の一軒家風なのだが、玄関周りが実に美しい。この美しさは日差しの残っているときに来なくては見られないかな。漆喰壁のような白塗りの壁と周辺を取り巻くコバルトグリーンのタイル模様で(この緑の色がとにかく大好きな色なもので)、ほんとに美しい。 秩父の銭湯には暖簾が掛かっていないし、営業中だとか何とかも書いてないので、引き戸を開けてみないとやっているのかどうかわからない。引き戸の上には扇方の看板があって男湯、女湯と書かれているから、これは困ることがない(それすらない銭湯が多々あるようだが)。この扇形の看板はたから湯のと全く同じ(字体も同じ)。やはり共通の建築業者がいるのだろうか。

早速玄関から中に入ると、下足箱は番台下側面にわずかにあるだけなので、たたきに靴を残して上へ上がる。ここがまたえらく
こじんまりとした脱衣場だな。個人の家にお邪魔したという雰囲気。思わず番台に座っておられる細面の優しそうな女将様に、「お世話になります。よろしくお願いします。」と言ってしまった。なんかそう言わせる雰囲気がある。女将さんは何と編み物をしていて、ある程度のご年配とは思われるのだけれど、天使のような微笑で迎え入れてくださるのだ。ほんとこんなにふんわりした上品で暖かい感じの女将さんは初めてだよ(きっとクリスチャンに違いない)。マリア様に抱かれるような思いで中へ。 ロッカーはない。全くない銭湯というのも初めてかな???乱れ籠に荷物を入れることに。ソファーテーブルがあって、灰皿も置いてあるのでドキッとしたけど、ここで吸う気にはならない。神様に申し訳ないような気がして。

早速洗い場へ。たから湯(近隣)よりもさらに狭い感じ。島カランは1列でカランの配置は3−3−3−3、湯温は良好。シャワーは1側の壁側のみ(つまり3基)。浴槽のタイルだけは張り替えてあってきれい。ここにも
ペンキ絵があるのだが、富士山はやはりほっそりとしているが、海岸を散歩するカップルが描かれているから、ちょっとモダンな感じ(中野区の銭湯の絵師のタッチもに似ているようなそうでないような)。覚え書きはないが、やはり伊豆から見た富士山の遠景と思われる。さらに男女境壁にはタイル絵が3服飾られている。山並みと牡丹の花のアップと雪景色。床やカラン周りの豆タイルがやはりかわいらしい。この銭湯には煙突がないから重油と思われるが、なかなかいいお湯で、ちょっと熱めの43℃ぐらいかな。湯からでると体が赤くなる。湯は浅・深湯のシンプルな2槽なのだが、両方の真ん中奥にお湯の注ぎ口があって温泉のよう。

というわけで、クラブ湯もマリア様の後光の指すような、神に抱かれて入れるような有り難いほのぼのレトロ銭湯だ。クラブ湯の言われなども聞いてみたかったが、女将さんがあまりにも気高い感じなので、恥ずかしくて話しかけられなかった。というか帰りのレッドアロー号の時間が迫っていたので(1本乗り過ごすと1時間待ちなもんで・・・)。クラブ湯もたから湯もまた是非再訪してみたいようなよい銭湯だ 。

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