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おとめ湯 文京区千石3−31−12 03-3941-8661 16:00-24:00、月曜休、フロント。 都営地下鉄三田線の千石駅で下車。4番出口で出ると白山通り(国道17号)と不忍通りが交差する千石1丁目の交差点に出る。不忍通りを西へ進んで3つ目の交差点(角にNTTビルあり)を右折する。昔ながらの商店が点在する不思議な通りだ。しばらく進んだ左側にある。千石駅から10分。 コメント:おとめ湯は名前も魅惑的だが外観もまたかわいらしい銭湯だ。ピンクに塗られた梁と鶴の壁画が美しい。唐破風の瓦屋根もでんとしていて立派で、その上にそびえ立つ、左右と正面にある千鳥破風も見事だ。このようなレトロでモダンな外観は他に類を見ないのではないだろうか。 さて、入浴目的で別な日の夜に訪れたら、きれいな外観があまり良く見えないので、もったいない気がした。玄関は改装されていて左寄りに移されている。共通の玄関から中に入ると左手(本来の正面)にフロントがある。奥に向かってロビースペースが広がっていて、ゆったりソファーとテレビ、冷蔵庫などが並ぶ。脱衣場へは左右の暖簾をくぐって中へ入る。中は従来のレトロな柱や梁の残る脱衣場だ。天井は変則の格天井で、ピンク色に塗られているのがおしゃれだ。小さな島ロッカーと畳ベンチあり。側面には大きなガラス戸があって、外には濡れ縁と立派な庭もある。洗い場に入ると正面にペンキ絵、和歌山、瀞峡と書いてある。その下にはなんと鈴榮堂の九谷焼のタイル絵、章仙との銘も入っている。描かれているのは渓流と水車小屋だ。この銭湯の構造はとてもユニークで、男女の境に中庭があって、大きな池があるらしく、側面が水槽になっていて、大きな鯉が泳いでいるのが見える。女湯側がどうなっているかは見えそうでいて暗くて良くわからない。天井も男湯側だけでドーム状に円弧を描いている構造だ。さて、浴槽も正面の浅湯(角の石からお湯が流れ出ている、バイブラあり)、深湯(座湯で7点ジェット2基あり)の他に、離れたところ、女湯との境にもう1つ薬湯(寿湯)がある。湯温は44℃の表示(この日は手持ちの風呂用温度計を持参して、始めて測定してみたところ、なんとぴったり44℃だった)。立ちシャワーブース2基。タイルは綺麗に貼りかえられている。島カラン2列、湯温・湯温はちょうどいい。カランの配置、5-5-6-6-7。シャワー(未体験)。レトロな素材も残されていながらおしゃれできれいな銭湯だ。 |
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