浴場熱海

【2008.3.23】  
浴場熱海
文京区音羽1−26−14
03-3941-2883
15:30-24:00、月曜休→2008.3.23で
廃業、フロント。
アクセス:至近駅は地下鉄有楽町線の江戸川橋駅で下車したら江戸川橋から護国寺の方へ向かう音羽通りの左側を北上する。交差点からすぐの左側にある。駅から3分の記載。


コメント:
浴場熱海が今日までで廃業ということで、ぎりぎり最終日に訪問(脱衣場でSさんに遭遇、これから小茂根湯に行くところだとおっしゃるので、私もその予定であると話す)。

大きな通り沿いのビル銭湯で、上にも住居のようなものがありそうだが、ビル全体の建築計画(共同住宅)が張り出されていた。裏側のコインランドリーに通じる通りが建物の裏へ抜ける路地になっていて、そこを通って三々五々人々が出てくる。通りの裏の山の手の方は奥深い住宅街になっていて、そこの住人の常湯となっていた模様。

玄関はいると右手にL字状に下足箱が並んでいて、正面の自動ドアーから中に入る。同じく右手に四角いロビースペースがあるのだが、大勢の人がそこに座って待機している。何事かと思ったら4時まで待つと入浴料金が100円になるという。あと5分で4時だったが、ご祝儀のつもりで430円支払って一足先に中に入る。

脱衣場にフロント部分と湿サウナが少しせり出すような構造で増設されているために、脱衣場はL字状のやや狭いスペースとなっている。さらには壁際に加えて真ん中にも横向きに島ロッカーが置かれているのでなんとも狭い感じだ。男女境壁の奥まったところには小さな化粧台がはめ込まれたように置かれている。体重計はデジタルの普及型。

さっそく脱衣場へ。正面は
大きな四角いタイルで作られたタイル画になっていて、十二単の平安時代の女性と五重塔などが描かれていて鮮やか。島カランは1列だが、男女境の高台に水風呂があってその境にもカランがある。カランの配置は3−5−5−8?、湯温、湯量は良好で、カラン周りのタイルなどは比較的新しいものに張り替えられいてまだまだ現役感が強い。水風呂の脇に立ちシャワーブース2基あり。その裏が無料の湿式サウナになっている。浴槽は右端の深湯が茶色い薬湯(42℃ぐらい)、左隣の浅湯が結構広くて右側がバイブラ、左側が横向きに6点ジェットの座湯が3基並んでいて湯温は43℃ぐらいと熱め。水風呂が気持ちよくて、熱湯、薬湯、冷たいシャワー、サウナと循環して入るといつまでも入っていられる感じ。ところで今日は最終日で100円ということもあって超満員。すべてのカランが埋まったうえにそれでも人がどんどん入ってきて、仕方なく先に湯船に浸かったりあたりをうろうろする人で溢れて、これはこれまでで間違いなく最も多くの人で溢れている銭湯だった。

というわけで最終日の浴場熱海にはこんなに多くの老人達がこの世の中にいるものだろうかというほど多くの地元の人たちで溢れかえっており、最終日とは思えない人気の地元密着型銭湯だった。

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