月の湯

【2002.11.7】  
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月の湯
文京区目白台3−15−7
03-3943-1788
16:00-23:00
、金曜休、番台。
目白駅からだと目白通りを東へ進み、日本女子大前のバス停を越えていく。ここまでバスで5分。そのすぐ先の和敬塾前の交差点(信号機あり)を左折して入った細い路地の右側。


コメント:住宅街の中にすっぽりと収まっている感じのこじんまりしたレトロな銭湯。約70年前に建てられた建物はほとんど手を加えられていない。16:30ごろ入店したが、客はたった一人。おそらく一番風呂なのだろう。ひとりで独占してゆったりと風呂につかる。ペンキ絵は早川師によって先月書き換えられたもの。その下の九谷鈴榮堂の鯉のタイル絵は見事。島カラン一つでカラン4つ。両側にはシャワーがあるが、湯量乏しく、ほとんど使えない。カランのお湯もちょっとぬるめ。浴槽は浅湯、深湯の2槽でバブルのみとあっさり。さて、脱衣場のロッカーが昔ながらの木製のもので大変貴重なものだ。風呂からあがると、番台で暇そうにしていたおかみさんが話しかけてくる。ここの建物は70年前に建てられて、当時としてはとてもいい材質を使っていると、先代のおかみさんが自慢していたと。以前は早稲田と富久町にも銭湯を持っていたそうだ。息子さん?は大学へ行って音楽の先生をしていたけれども、今は後を継いでいるそうだ。もう一人?の息子さんがいるがその人は近所の地下鉄の駅で働いているそうだ。(少し話が見えにくい!)植木の趣味があって、玄関前の鉢植えも息子さんのアレンジだとか。などなど話を聞きつつ、脱衣場でくつろいだ。いや、なんともレトロな銭湯だった。ところで、トイレの張り紙に感心。「西も東もよごすなよ。南の人が北ながる・・・」

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