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君の湯 文京区大塚6−10−9 03-3941-9234 15:30-24:00、 水・土曜休、フロント。 アクセス:東京メトロ丸の内線の新大塚駅で下車。駅の上は春日通りに南大塚通りが合流しているところだが、春日通りを南下してすぐのところを右折して下り、道なりに進んで崖の下の通りに出る(この旧道春日通りとほぼ平行に走る)。この道を少し北上してすぐの左側。駅から5分の記載。 コメント:君の湯は何とも外観が美しいレトロスタイルの瓦屋根一軒家銭湯だ。平入り構造で、玄関上の小さな千鳥の破風屋根が付いている。ところで玄関周りはきれいに和風に改装されていて、いわゆる昔ながらの骨董的な銭湯ではない。 左寄りの共通の踊り場から上がり、靴を預けてから正面を向くと和風の格子戸の自動ドアーがある。中に入る正面中央に休憩スペースが作られていて、振り返って本来の番台の位置に作られたフロントで料金を払い、フロント左右の入り口から脱衣場に入る。ところでこのフロントは脱衣場の方にも窓があって、脱衣場の中が見渡せるようになっているので、フロントと言ってもモダンな番台というほうが正確だ。ただし、うまく死角を作っているので、番台ほどツーカーで見渡せるようではない。 脱衣場の中もきれいに改装されていて、明るくて清潔な感じだ。外壁側にロッカーが並び、中央には畳仕様のベンチ椅子あり。体重計はAsanoの背が低くて上方45度を向いたアナログ体重計。浴室手前に化粧台あり。天井はすべてを覆う伝統的な格天井で、角はきれいに折り上げ処理されており、アイボリーに塗られていて明るい感じ。 さて、浴室。ここもきれいに改装されているばかりでなく、壁のペンキも塗りたての感じで、ほんとにここの銭湯はどこもかしこもきれいに整備されていて完璧という感じ。それでいて昔ながらの造りは踏襲しているから、できたてのレトロ銭湯という感じだ。島カランは1列で、カランの配置は6-5-5-6(湯温・湯量ともに快適)。左右に1基づつ立ちシャワーブースがあって、左右全く対称になっている。壁のタイルは大きめの白タイルに張りかえられていてきれい。そして正面、早川師による富士山のペンキ絵。男女に跨るように描かれた富士で、18年4月8日、伊豆、と覚え書きがあり、男性側は西伊豆からの眺めと思われる。そのほかに男女境壁は水車のある欧風湖岸が描かれたチップタイル絵になっている。浴槽は右端に宝寿湯の薬湯(42℃弱)、中央が浅湯、さらに2点ジェット2基のマッサージ風呂があり、左端はバイブラ湯だ(湯温は43℃弱)。 というわけで、君の湯は完璧なまでに美しく仕上げられた昔仕様でいながら新しい、和風モダンレトロ銭湯だ。そんなわけで、近隣の住人にも大人気で、ウィークデーでも大勢の人で賑わっている。女将さんもまだまだお若く、長く営業していてくれそうな感じだ。 |
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