菊水湯

【2003.2.18】  
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初音湯
文京区本郷4−30−16
03-3815-2637
15:30-25:00
、金曜休、番台。
都営地下鉄大江戸線もしくは三田線の春日駅で下車して春日町の交差点(白山通りと春日通りが交差する)の方へ出る。春日通りよりも北寄りの路地を右折して進むと道は大きく左へカーブしていくが、そちらへ行かずに右の坂の上へ進む路地へ入る。階段を2つ越えて登って行くと鐙坂へ出る。これを左折して坂を下りていくと左に路地がある。そこを右折してすぐの左側。本郷三丁目駅から菊坂を下りて行く方がわかりやすいかもしれない。この場合は、樋口一葉旧居跡の路地(菊坂と平行に左側を走る)に降りなければならない。春日町駅から3分。


コメント:。菊水湯のある菊坂界隈は樋口一葉旧居があったことで有名で、今でも一葉の使用したと思われる古井戸が残っている。さて、そんな昔の臭いのする路地の一角にたたずむ菊水湯は昔ながらの唐破風屋根と菊水をモチーフにしたげ魚のある正統派レトロ銭湯だ。暖簾はオリジナルの美しいもの。今日は開店前から待っていたら一人二人と近所の常連客が。雪も降りそうな天候の中、時間になっても扉が開かないからなおさら期待感が高まる。送れる事10分、扉が開くやみんなどどっと中へ。常連は玄関でチケットを渡している。自分は中に入ってから番台に料金を置いておく。脱衣場は格天井に柱時計。広さもあってゆったりとしている。庭があったと思われる部分がさらに読書室に改造されている。脱衣場中央にはゆったりとテーブルと畳ベンチが3つも置かれている。左右の壁際にカラフルなロッカーがあり。洗い場は普通の大きさで中央に島カラン。カランの配置は8-5-5-4で湯温・湯量良好だがシャワーの温度やや温し。立ちシャワーブース2基。タイルはすべて新しいものに貼りかえられていてきれい。それでも正面には伝統のペンキ絵があるのがうれしい。男女にまたがる立派な富士山で、手前には松林の砂浜が描かれている(美保の松原と書かれている)。浴槽は基本的には浅湯と深湯だが、端から電気風呂、床バイブラ、7点ジェット(水枕付き)で湯温は44℃の表示(実際は43℃ぐらい)、おまけに左端に小さな薬湯があるが何と46℃の表示でとても入って入られない熱さだ。一応肩まで浸かって見るもののさすがにすぐギブアップ。とにかく脱場が広いことが印象に残った典型的な東京銭湯だった。

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