鏡湯

【2003.2.22】  
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鏡湯
文京区白山1−25−1
03-3812-0752
16:00-24:00、廃業、番台。
営団地下鉄南北線の東大前駅の2番で地上に上がって本郷通りにでる。すぐに左(北)へ向かうと左手に文京学院大学を見て信号のある交差点へ。ここの細めの路地を左折して進むと旧中山道の信号に出る。ここを渡って右へ進んですぐの左側。駅から3−4分。


コメント:鏡湯の外観は昭和レトロという趣きながら歴史を感じさせるような堂々の風格だ。金属製の大きな「鏡湯」の看板が見事だ。玄関を入ると定番の番台。格天井こそないものの後ろには大きな引き戸をはさんで立派な壺庭がある。中央に島ローッカーと壁際に旧式のマッサージ機あり。洗い場に入ると見事なペンキ絵と男女境のモザイクタイル絵が目を惹く。ペンキ絵は早川師の手によると思われる富士山(男女スペースにまたがるもの)に定番の波しぶきが描かれている。タイル絵はこれも富士山を中心にして横に長いナイアガラのような瀧と反対側には鉄橋が描かれている。中央には1枚鏡だけが付いている1列の島カランがあり。タイルは古いままのようだが、使われている大きめの色付きタイルはモダンな感じのするものだ。浴槽は典型的な浅湯と深湯。浅湯が45℃の表示だが、体感温度で42℃、深湯が1℃ぐらい高い感じ。薪独特の温かみのあるお湯でやや温くてもあたたかく感じるお湯だ。今日のお湯は酵素風呂となっていて薄緑色だ。浅湯には1本ジェットが5本あるが、深湯には床から1条のバブルが沸き上がっているだけのシンプルなものだ。一番湯が終わった時間帯だったが、入れ替わり立ち変わり入ってくる人がいて結構人気の定番レトロ銭湯だった。

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