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光楽湯 kourakuyu
文京区白山2−29−9
03-3811-0426
15:30-24:30
金曜休→廃業(2009.3.31)
フロント


訪問記 【2009.3.14】

今月31日までで廃業の文京区白山2丁目の光楽湯へ。随分変わったモダンなデザインの一軒家銭湯で、気になっていたのだが廃業前の入湯となってしまった。開業時間の3時半に行ってつくづく外観眺めてみると、やはりモダンで綺麗な銭湯、もったいない。屋根の中央がドーム型になっていて洋風建築といえばそう言えなくもない。玄関周りもなかなか洒落ている。

正面に下足箱があって(サクラG錠)、右に折れてロビースペースに入ると男女の脱衣場の間のスペースがロビーになっている。で、フロントが真ん中にあるのかと思えば男湯側の手前に横向きに位置している。まだお若い感じの明るくて気さくな女将さん。一元さんなのに変わらぬ感じで迎えてくれる。インターネットで見たんですかと聴かれたりして。


脱衣場へ。外側がすべてガラスで広い庭に面しているので、実にすがすがしい感じの脱衣場だ。この庭には岩と灯篭があってかつては池もあったような感じ。そしてこの岩山が浴室の側面から浴室の奥までずっと続いているのだ。実にユニークですばらしい庭だ(廃業前でちょっと殺風景にはなっているが・・・)。浴室に入る手前に化粧台。体重計はタナカのアナログ体重計。ロッカーは入り口手前壁側で、中央には畳み仕様のベンチが置かれていて、粋な感じがする。天井はフラットだがそこそこの高さがあってビル銭湯のような圧迫感はない。


浴室へ。男女境に乾式サウナと奥に大きくてゴージャスな水風呂、さらにサイドがガラス張りの立ちシャワーブース1基が並んでいる。これらがこういん風に配置されているのも珍しい。島カランは1列で、カランの配置は6−6−6、カランは6角茶色で、桶は薄茶色のフラットな普及版で椅子も一般的なものだ。カラン台の上は茶色の石造りで立派。

浴槽は右が手前に少し飛び出した広い浅湯(一部赤色水中ライトアップ、湯温は42℃ぐらい)と左に寄って水枕付の4点ジェットの座湯2基。一番左が熱めのお湯と書かれた深湯で2点背ジェット1基あり。そしてビジュアルはないのだが、浴槽上や外側カラン上にも窓があって外を取り巻く岩尽くしの庭が見える用になっている。ビジュアルはないのだが壁の上のほうが青い豆タイル貼りだし、水風呂は丸いタイル貼りと、ちょっとレトロなタイルがそこかしこにある。庭が見れる明るい浴槽は温泉地の風呂を彷彿とさせていい雰囲気だ。


というわけで、文京区はビル街の裏に佇むモダンな一軒家銭湯の光楽湯は、ちょっと箱根の温泉にでも来たような落ち着く雰囲気のリラックス銭湯だった。サウナが既に終了していたが、サウナは入れたらなかなかすばらしい銭湯だったと思う。残念。

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