初音湯

【2003.1.4】  
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初音湯
文京区小石川2−24−10
03-3811-8415
15:45-24:30、
廃業、番台。
営団地下鉄南北線の後楽園駅で下車すると白山通りよりも1つ西側の千川通りに出る。この通りを少し北上して信号を渡って左折すると、さらに1本西側を千川通りと平行して走る路地に出る。この道を2分ぐらい北上した右側にある。駅から3分。


コメント:正面に立派な唐破風屋根とげ魚がでんと構えている割には玄関回りには厚ガラスの壁飾りが使われていたりして、何とも風変わりな趣だ。大きな電光掲示板で初音湯の文字が浮かび上がっていて、暖簾は掛かってない。番台は定番の形で料金を払って脱衣場へ入る。島ロッカーのほかにも壁一面にロッカーがあって、庭や外に通じる引き戸などはない。天井も大きな通し柱があるものの典型的な格天井はない。カラフルな色使いがされていて、明るくお洒落な感じだ。さて、洗い場はそこそこ広い感じで、ゆったりと1列の島カランがある。カランの配置は7-6-6-7で、立ちシャワーブース1基あり。タイルはきれいに張り替えられていて、カランはすべてシャワー付き。シャワーの湯温・湯量はともに少し物足りない。カランの方は普通。正面の壁にはペンキ絵はなくて、細かい四角タイルのモザイク画となっている。洋風な湖に湖畔にたたずむギリシャ彫刻が描かれているが、なかなかの力作だ。浴槽は3つで、左から座湯(8点ジェット2基)、浅湯(ミクロバイブラ)、日替わり薬湯(本日は緑のひのき湯)と並んでいて、始めの2つの浴槽の湯温はは44℃の表示だが42℃強ぐらいか。薬湯はさらに1℃ぬるめといったところ。男女境の壁は葡萄柄のタイルで飾られていてきれいだ。天井の壁が珍しく水色ではなくて、葡萄に併せて薄茶色に塗られている。シャンプー、リンス、石鹸が備え付けられているのが特徴でこのサービスはとてもあり難い。脱衣場には整髪料も置いてあって、細かいところに気を使っているおしゃれな銭湯という印象だ。

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