福嶋屋

【2003.3.25】  
福島屋(風呂の湯)
静岡県熱海市銀座町
0557-81-2105
10:00-19:00 水曜休、フロント。
熱海駅を降りたら仲見世を通って主要道路を熱海の中心地に向かって下っていく。道なりに左へカーブ、左手には総合食品市場、正面には南明ホテル。さらに進むと再び道なりに左へカーブして大きく右にカーブ。その右側に熱海7湯の一つ、風呂の湯(および水の湯)があってその奥が福島屋となっている。駅7分。

コメント:入浴料は300円と銭湯の山田湯(250円)についで安い。ところで、2002年11月付けの「日帰り入浴一覧」から山田湯は姿を消してしまった(廃業?)。旅館のフロントで300円を払ってからロビーへ上がり、左手奥がすぐ男湯の入り口になっている。「男」と書いてある引き戸を開けて中に入るとそこは古びた脱衣場。すべてが昔の木製のままで、左手には2段の脱衣棚があって手前に乱れ籠が積まれている。奥にはやはり木製のベンチが2つ置かれていて、正面の引き戸から洗い場に入る。洗い場に入ると壁や天井がすべて木製で、特に天井は格天井になっている。脱衣場も洗い場も裸電球で明かりをともしている。浴槽は正面に広い浅湯、左手に深湯(こちらは湯が張られていない)。左の壁にカラン、ではなく、普通の水道(お湯と水)が2セット付いている。シャワーはなくて、常連さん?は大きな四角い植木鉢風の容器にお湯を張っていてそれを汲み水として使っているようだ。風呂桶やいすは普及型のものが置かれている。お湯は隣の「風呂の湯」が使われているとのことだが、泉質は弱塩泉・含塩化土類と書いてあって少し塩辛くて刺激のない肌触りのお湯だ。とにかく300円以上とれそうにない風呂だが、昔ながらの錆れた風情がある。熱海7湯の真ん中にあって、「風呂の湯」のお湯が使われているのがうれしい。

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