草津湯

【2004.11.8】  
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草津湯
荒川区南千住7−26−2
03-3801-5574
15:00-24:00、火曜休、番台。
JR(もしくは地下鉄)南千住駅を降りたら鉄橋をくぐって西側に出る。駅前広場から北側に伸びる小さな商店街を北上していけばこの通りの右側にある(狭い路地の花道あり)。駅より2分の記載だが3‐4分か。


コメント:千住は全部足立区かと思っていたら、南千住は荒川区だったんですね。ここもずっと気になっていた銭湯のひとつで、やっとやっと来ることができた。以前来たときは三ノ輪から歩いたから随分場末にあると思っていたのだが、なんていうことはない、南千住の駅前から伸びる商店街沿いにあって、駅からも至近距離ではないか。
外観は見事な唐破風屋根のあるレトロ銭湯、とはいっても懸魚などはないようなので少し後発の昭和中期ごろの建築か。暖簾がないのが珍しいが、玄関内のスペースがやたらと広いのも珍しい(大阪の美章園浴場の玄関を思い出した)。というわけで左右の男女入り口上の男湯、女湯の文字も立派に見える。引き戸から中に入ると左手に番台、元気なおばちゃんが座っている。脱衣場の中もそこそこ広く感じされて(サウナなどのための増設・改装がなされていないためか)、中央に島ロッカーがあり、高くて折り返し付きの格天井があるなど、典型的な東京パターンの脱衣場だが、右手前にあるべき庭は(今は?)ないようだ(ただし、トイレは引き戸開けて外から回る形式)。壁側のロッカーの手前と男女境の壁鏡の傍にそれぞれ長いすが置かれている。体重計はKeihokuのアナログ体重計あり。
さて、浴室へ。正面に一目でわかる早川師の手によるペンキ絵、というのも描かれているのが男女にまたがる青々と塗られた立派な富士山と彼独特の波の弾ける海岸線の景色が描かれているからだ(平成12年5月28日、西伊豆とあり、そんなに古い感じはしないのだが、近くでよく見るとさすがにちょっと剥げ剥げのところも・・・)島カランは1列で、カランの配置は7-4-4-3、というのも右手には立ちシャワーブースが3基もあり、またカラン周りや浴槽が立派な石材で綺麗に改装されているのだが、この際カランの間隔を相当ゆったりとっているからだと思われる(湯温・量良好)。浴槽もモダンな石造りで、全体的には変則的に手前に張り出している。つまり広くて真四角の浅湯(バイブラ付き)があってこれと右側の深湯が真中でつながっていて、歩いて移動することができる構造になっている。深湯には大きくて強力な1本のビッグジェット噴射(左側)と10点ジェット付きの樽状マッサージ湯(右側)が設けられている。湯温は43℃強とかなり熱めの設定のようだ。
というわけで、草津湯は南千住駅の至近距離、駅前通り沿いあって、このあたりを一手に支えているような運命共同体的東京レトロ銭湯だ。

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