野崎浴場

【2008.6.9】  
野崎浴場
荒川区荒川2−59−2
03-3801-5854
15:00-24:00、金曜休
、フロント。
アクセス:京成線町屋駅で下車したら大通り(藍染川通り)とは別に、町屋駅前交差点から斜め左に南下する道路(荒川中央通り)を進んで行く。4つ目の路地を左折してすぐの左側。駅から5分。マップファン地図


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町屋に着いたのが9時ごろでまずは晩飯を。とりあえず、線路下のちょっとノスタルジックな洋食屋でハンバーグ定食を(近日移転のため取り壊し?)。 そのあと一服して野崎浴場へ向かう。ここは瓦屋根と小さなむくり破風のある粋な銭湯だが、玄関周りあたりから改装されている。右手の共通の入り口(本来の左右の下足錠の位置は変わってなくて共通に使える)から中に入ると元番台の位置にフロントがあり、さらに左右にのオリジナル縦長暖簾をくぐって中に入る構造だ。

ここの女将さんはまだまだ若くていらしゃって、スタンプもらったら「ずいぶんいっぱい行ってらしゃるわねえ、どこに行ってこられているの?」とスタンプ帳を眺めておられるので、「昨日は富士見湯に行ってきました。」など会話も弾む。脱衣場も改装されていて明るく綺麗な感じだが、
折り返し格天井だけはしっかり前のまま残されている(何か藤色っぽく見えるのは木枠を塗りなおしたためか)。ロッカーは壁際のみにあり、改装フロント裏にはソファーベッドがあって、さらに男女境はモダンな化粧台になっている。

浴室に入ると正目にどーんと早川さんの
富士山のペンキ絵(この辺は早川テリトリーの様子)。「平成20年5月23日、伊豆海岸、早川」と書いてある(え、まだ描いてから2週間ぐらいしか経ってないじゃん)。どうりでニスで上塗りしたようにピカピカしていて色が鮮やか。定番の岩に弾ける波しぶきが富士山の中腹ぐらいまで上がっている(こんなに高く波しぶきが上がっているのは始めてかも)。

浴槽は左が
深湯(湯温43℃強)、真ん中が浅湯2本背ジェット3基付いているのが、めちゃめちゃ強くて浴槽全体がバブルでいっぱいになっている。最後に右端が電気風呂なんだが、手前に電極があるので、足を入れた途端にびりびりする(そういえば女将さんが何度も「窓際に電気風呂があるから気をつけて」とおっしゃっていたのだが、何を気をつけるのか意味がわからなかった)。 島カラン1列、立ちシャワーブースが1基あって、カランは5−5−5−6、湯温等ちょうどいい感じだ。カラン周りや床は当たらし目の茶系統のタイルに張りかえられていて綺麗。

で、今日は女の子ずれのお父さんが来ていて、その女の子がいきなり「おしっこしたい」と言い出して、カラン下にジャーということに・・・。お湯で流していたが、「拭かなくていいいの?」ってお父さんに聞いているあたりが、小さな子供らしくてかわいらしかった。おとうさん答えて曰く、「いいんだよ」と・・・。

そんなわけで、野崎浴場は商店街の一角にあって、街中に溶け込んだ感じのする街のお風呂屋さんだった 。

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