杉の湯

【2003.3.27】  
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杉の湯
荒川区町屋1−30−6
03-3809-1126
15:00-23:45、火曜休→廃業、フロント。
地下鉄千代田線町屋駅(または形成本線、都電荒川線の町屋駅)で下車。1番出口で外へ出て尾竹橋通りをずっと北上して行き、3つ目の信号の交差点で右折する。道なりに住宅街を進んで行くと左側にある。


コメント:ゆったりと横に広がった唐破風とその上にそびえ立つ立派な千鳥破風にきれには狐格子がつけられており、威風堂々のレトロ銭湯だ。げ魚は比較的あっさりしたものではあるもののさらに趣を添えている。玄関スペースから先はかなり改装されていて、共通の踊り場からロビーへ入る。正面がフロントで右奥にロビースペースが広がっていて、ソファー・テーブルとテレビあり。左右の暖簾をくぐって脱衣場へ入る。高い格天井はロビースペースと共有で全体に広がっている。外側壁際にロッカーがあり、中央にはまたまたソファーとテーブルがある。手前にはガラス戸越しに濡れ縁があって外のトイレへと続いている。池付きの庭があるが残念ながら池の水は干上がっている。洗い場は特に横向きがゆったりとしていて島カランは2列。カランの配置は3-4-4-5-5-6。タイル等は綺麗なものに張り替えられていてシャワー・カランとも湯温・湯量はきわめて良好。左手に立ちシャワーブース2基あり。何と行っても浴槽上のちょっと現代風の山並みと山から流れ落ちる滝が描かれた大きなタイル私用のモザイクタイル絵が目を引く。特に流れ出る水が浴槽に移行するような作図になっているのがすばらしいい。浴槽も特徴的で、右に円形の浴槽があってなんとこれには6個のジェットが斜めにそそぎ込み、流れるプールのようになっている。さらに中央には電気風呂、バイブラの浅湯、4点ジェットの寝湯(水枕付き)2基、最後に手前に飛び出るような四角い浴槽があってこれが薬湯(ラベンダー)になっている。湯温は主浴槽が47℃の表示(43℃ぐらい)で薬湯が43℃の表示。とにかく外は堂々のレトロ、中はゆったり改装、施設充実の機能的な銭湯だった。

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