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長寿湯 荒川区町屋5−15−2 03-3895-7831 15:00-24:00、廃業、番台。 地下鉄千代田線町屋駅(または形成本線、都電荒川線の町屋駅)で下車。1番出口で外へ出て尾竹橋通りをずっと北上して行き、6つ目の信号の荒木田の交差点で左折する。さらに2つ目の信号で右折して住宅街を進んで行く。突きあたりを右折、さらに2つ目の路地を左折し進んだ左側。バス亭では町屋3(尾竹橋通り)もしくは原中入り口(尾竹橋通りを左折した通り)が近い。 コメント:。町屋駅からは信号で8つとアクセスが悪く、10分以上はゆうにかかるだろうか。ただし、バスを利用すればバス亭からはさほどの距離ではない。それにしても住宅街の真ん中にあって、しかも入り組んだところの細い路地に面しているので、行きつくまでになかなか大変だ。長寿湯の瓦屋根にはかわいらしい千鳥破風が付いていて、それなりの古さのこじんまりした銭湯だ。白地の壁に縦横に走る梁を黄色く塗ってあるところがちょっとお洒落だ。玄関の下足箱前の床板がつるつるに黒光りしていて年代を感じさせる。脱衣場の感じは、番台といい高い格天井といい典型的なレトロな趣だ。壁の2面に渡って大きなガラス戸があって、壺庭に通じている。外に丸いタイルの貼られた縁側があって、感じがいい。洗い場は横に比較的スペースがあって、真ん中の島カランと壁の間が妙に広い(島カランを2列作れなくもない?)。カラン数は6-5-5-6と左右対称で、立ちシャワーブースなどはない。タイルは浴槽以外は比較的きれいなものに張り替えられている?シャワーの湯量・湯温きわめて良好だが、カランはやや温い。正面には新しい早川師による立派な富士山のペンキ絵(富士山は男女にまたがる風情)で、早川、西伊豆、平成14.6.3と書かれている。例によって険しい岩山とはじけ飛ぶ波しぶきが描かれている。浴槽は浅湯と深湯で、浅湯(45℃の表示だが、42℃ぐらい)には2点ジェット3基と奥に床バイブラ、深湯(46℃の表示だが43℃ぐらい)は数条の湯柱があって薬湯(おそらくじっこうか何か、記載なし)になっている。お湯は薪のお湯らしく、肌にやさしい暖かさがあるいいお湯だ。浴槽床のタイルを除けばほとんど手の加えられていない、レトロ度が高いこじんまり銭湯といえる。 |
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