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宝湯 足立区梅島1−21−4 03-3887-3442 15:00-23:30 2006年3月→廃業、フロント。 東武伊勢崎線梅島駅を下車したら商店街を通って駅北側を東西に走る通りを東へ進む。最初の信号を左折して北上。しばらく進んだ右側。駅から5分。 コメント:立派な懸魚の付いた唐破風屋根の、威風堂々の佇まいの銭湯だ。正面を改装してあって北千住の宝湯をも彷彿とさせる立派な外観だ(同じ系列の銭湯かもしれない)。左に片寄った入り口に掛かった縦型の暖簾をくぐると男女共通の踊り場があり、正面の入り口からロビースペースに入ると右側にカウンタがあって、料金を払い左側から脱衣場へ入る。下足箱も脱衣場のロッカーも珍しくグレーの、オフィスによくあるような金属製のものが使われている。脱衣場もきれいに改装されているものの、天井は昔ながらの見事なアイボリーの折り返し格天井で、きらびやかな刺繍模様も付いている。アナログ体重計はKeihokuのもの。 浴室に入ると一見狭いのかと思ったがそれは左手に乾式サウナ室があるためで、その奥を取り巻くように浴室が広がっていた。浴室もすっかりきれいに改装されていて、明るくてきれいな雰囲気になっている。というのも正面の壁はペンキ絵ではなくて、写真パネル3艘だ。男女にまたがる中央のものはアルプスの景色のようだが、男女それぞれの両側のものは紅葉の京都路といった感じで、上からのライトアップもされていて、パネルといいながらもなかなか風情のあるビジュアルだ。さらにその下に広がる浴槽群がこれまたすばらしい。L字に広がっているのだが、特に中央の浴槽はかなり広めの薬湯の浅湯で、角に設けられた石造りの造作からは湯がたえず流れ落ち、段差のある浅瀬も作られていて、室内の浴槽でありながらまるで露天風呂のような雰囲気に満ち溢れた不思議な浴槽だ。その両脇をはさんでいる他の浴槽は水風呂(ここにも絶えず冷たい水が注がれている)と、反対側は電気風呂、4点ジェット付きの水枕つき座湯、2点ボディーマッサージ風呂という色物風呂のラインナップ。薬湯が温めの42℃でありながら、色物風呂が熱めの44℃とメリハリがあるのがいい。島カランは1列で、カランの配置は5-5-7、湯温・量葉良好、立ちシャワーブースはカーテン付きのものが1基ある。 というわけで、宝湯は建物がゴージャスの上に浴槽群がすばらしい、銭湯ファンには大満足の優良銭湯だ。 |
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