その時体は?
山登りのときの体の状態と気をつけたいこと
登山
開始
体の様子 気をつけること

 
 


 
 
 
 
20分
無酸素性運動が主
 
(栄養素と酸素をあまり結びつけずにする運動)
 とにかく,ゆっくり歩くこと。
 
「のらりくらり」「のっそりのっそり」
 
日常では決してすることがないよ
 
うなゆっくりした歩き方で歩く。
 
 ここで平地と同じペースで歩くと,
 
ばての原因になる。
 
20分


1時間半
有酸素性運動に切り替わる
 
(栄養素と酸素を結びつけてエネルギーにする運動)
 体にエンジンがかかってきた状
 
態。靴ひもやザックを確認し,きつ
 
くないペースで歩く。自然と自分の
 
ペースができあがってくる。
 
1時間半 朝食を食べていないと血糖値が下がり,
 
きついと感じてくる。
 個々に合わせて短い(5分程度)の
 
休憩を40〜60分間隔でとる。
 

 休憩時は,ザックをおろし,栄養補
 
給と水分補給を忘れずに。
 
3時間 水を補給しないと,体温が上がり,
 
疲労困憊で続行不可能に。
 
頂上
下山開始 心臓や肺への負担は少ないが,筋肉への負担が
 
登りよりも増す
 
 下りでは膝への負担が大となる。
 
それを助けるのが筋肉であるが,鍛
 
えておかないと膝をかばいきれなく
 
なる。
下山中 まずい歩き方をすると,膝が痛んだり,筋肉の損傷が
 
進んだり,疲労が増す。
 
下山完了
 
 
山登りのときの体の状態を考えると,登る際のコツが見えてくる。


@ 登り始めの20分間は,とにかくゆっくり歩くこと。20分経つと,体にエンジンがかかってくる。
A 休憩を40〜50分間隔でとる。休憩は5分〜10分程度にとどめる。それ以上の休憩は,かかったエンジンを冷やすことになる。
B 休憩ごとにザックをおろし,水分補給と栄養補給をする。夏場や長時間の歩きの場合は,スポーツドリンクなどを持ち歩くと,歩くことで不足した成分を補ってくれる。
C 下りでは膝に負担をかけないように降りる。膝を守るためには,筋肉を鍛えること,歩幅を小さくすること,段差はゆっくり降りることを心がける。
 
 などを守れば,快適な登山に近づくことができる。
 


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