2020 01.19  白嶽〜白嶽三角点

一人で登る

白嶽洲藻登山口〜60分〜西岩峰〜25分〜鳥居〜30分〜白嶽三角点取付〜
〜40分白嶽三角点〜40分〜白嶽三角点取付〜60分〜白嶽洲藻登山口

約7.5km 累積標高差850m  荷12kg 時間約5時間30分
(休憩時間約1時間)

昨日の雨も上がり、今日は晴れの予報。
弁当持参で白嶽に向かう。

登山口駐車場に着くと一人の登山者が車から降りられたところだった。
車が縦向きに駐車してあったので、「できれば横向きがいいですよ」とアドバイスする。
この登山口駐車場、縦向きに停めるとその並び分しか停められない。
が、横向きに停めると、川側にもう一列縦列で駐車することが可能となる。
まあ、この時期たくさんの車は来ないかもしれないが、
横向き駐車の方が無難である。

その方は東京から来島されたようで、
「登山靴は持たないのですが、大丈夫でしょうか?」
と聞かれたので、
「スニーカー等で登る人もいるので、大丈夫ですが、
雨の後で岩や根っこが滑りやすいので、特に下りは注意されてくださいね。」
と話をし、先に登り始める。

登山道を歩くには今日は適温。
気持ちよく登り、山頂に着く。
山頂は思ったより風が強く、霞ががった景色が広がる。

しばし休憩し、さあ下って三角点に向かうことにする。
と、下から足音が聞こえる。
登山口で会った東京の方が来られたかなと思い、
狭い岩場を急いで先に下る。

と、見下ろすと、
おお、Mさん。
せっかくなので、もう一度山頂に登り返し、ご一緒させてもらう。
フルマラソンを完走する協力な体力の持ち主のMさんだが、
トレーニングもかねて今年は山にも行きたいと話していた。
今日はさっそく白嶽に登ることにされたようだ。

山頂でしばしあれこれと話をする。
仕事以外のことをゆっくり話し込む機会はなかなかないので、
いろんな話がまた楽しい。

と、もう一人登山者が登ってきた。
おや、登山口で会った方。
登山口でスニーカーでと話されていたので、
山登り中心の旅ではないのかなと感じていたが、
いやいや装備はばっちりである。

東京からの方だったので、
「九州も回っておられるのですか?」
と聞くと、
「九州百名山を回っています。ここもそのひとつで。」
との答え。
「地元の方ですか?」
と聞かれたので、
「はい」
と答える。あれっ?登山口でのその話、したような・・・?

さて、体も冷えてきたので下りにかかる。
せっかく会ったのでMさんとご一緒させてもらう。

と、途中でまた一人の登山者が登ってこられた。
先にどうぞと道をゆずると、
あれっ・・・? 登山口でお会いした東京の方・・・?
じゃあ、山頂の方は違う方?
どうにも、山頂の方にとんちんかんな問いかけと会話をしてしまったようだ。
対馬の人はとんちんかんだと思われたかもしれない。
それにしても似た方々だった・・・まあ、いいか。

鳥居までMさんといろいろ話しながら下山する。
いつも一人の山なので、歩きながら話をするのもまた楽しい。
楽しいひとときをくれたMさんに感謝である。
心やさしいMさんなので、私に合わさせてしまって、
山で何か食べたりもできなかったのではないかと気になる。
コーヒー豆を持ってきていれば、コーヒーサービスができたのにと思う。
ありがたい縁である。

鳥居で別れ、一人、白嶽三角点に向かう。
白嶽三角点への道は地積調査が再び行われており、
斧で切った幹が天を突いている箇所がまた増えていた。
刺さっては一大事、慎重に歩を進める。

稜線に出ると北西の強風が吹き荒れている。
おお、この寒風こそ対馬の冬だ!と実感する。

三角点に着くと、地積調査のため、三角点上に旗が立てられている。
三角点が垂直になるように鋭角な鉄の杭が当てられ、
針金で三点から固定されている。

向かいの岩場にも同じようなテープの印があり、
見える印や旗を測量し合うのだろう。

 

旗を避けながらの昼食となる。
風は冷たく何枚も羽織っての昼食タイムだった。

冬の山はずっと歩いていたくなる。
夜が来なければもっと何時間も山を闊歩したい気持ちとなる。

今年の冬は耳が痛くなるような寒気はこないが、
冬の低山歩きの楽しさを満喫できた今日の山行だった。








 
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