今日は対馬に戻る日、しかし家にじっとはしてられない。
この天気、気軽に登れる郡岳へ。
妻が張り切っているので、周回コースを選択した。
野岳湖に車を停め、西登山口へ。
始めは舗装路の30分歩き。
体を慣らすのにほどよい距離だ。
西登山口から郡岳を目指す。
この道は変化があっておもしろい。
杉林、木々をぬう道、岩が転がる道など、
次々に変わる道があきさせない。
郡岳の西側はイノシシが多い。
捕まえた後運びにくいので、西側ではイノシシを捕らないらしい。
イノシシにこちらの存在を知らせるように、音をたてる。
ストックで木の幹を叩いて音をたてる。
昔はカウベルを鳴らしたこともあったが、
カウベルは自分のうるささに辟易した。
叫びながら歩くのは、人と会ったとき恥ずかしい。
で、ストックで木の幹を叩く方法で歩くようになった。
コンコン。コンコン。
思い出した様に木を叩く。
コンコン。コンコン。
こんこん、こんこん。
んっ、妻も木を叩いている。
そんな余裕があるのか。
結構ゆっくりペースなので、余裕があるようだ。
やがて坊岩に着く。
今日は雲ひとつない青空。
空気も澄んで遠望がきく。
さて、ここからの急登がひとがんばり。
20分ほどの登りを経て、山頂が見えてきた。
「あそこが山頂」
というと、
「ええ、もう着いたの。もの足りない!」
との妻の声。
何とたのもしい言葉。
誰もいない山頂で弁当タイムとなる。
おにぎりをほおばっていると、他の登山者も山頂に到着し、
昼食タイムとなる。
下りは南登山口へ。
光が射す登山道が美しい。
南登山口に着いて、舗装路を歩く。
陽の光を浴びるのが楽しい道だ。
野岳湖に着いて、吊り橋を渡る。
今登ってきた郡岳を眺めると心地よい。
妻はもっと高い山に登りたいと言う。
経ヶ岳・・・と頭に浮かんだが、まだ無理だ。
少しずつステップアップ。
次はどこにしようかな。
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