涼しくなった。 今日は風が強い。 登りの体の熱も冷ましてくれそうだ。 登山口へ到着すると、今日は一番乗り。 静かに歩くことになりそうだ。 橋が流された場所に着くと、 かわいく石が並べてあった。 きっと、グループが渡ったのかな。
山頂に着くと、風が強い。 ゆっくり立っていられない感じ。 こんな日は西側を向いて、風をしのぐ。 岩のテラスに寄って、しばし休憩。 今日の大きな目的は、手作りの弁当を食べること。 白嶽の往復では、いつも昼食の時間は下山後になる。 山で弁当を食べるためには、足を伸ばして歩かなければならない。 で、今日は上見坂方面に歩くことにする。 空腹は最高のスパイスだ。 「腹が減ったら、弁当にする。」 それだけ決めて歩き出す。 久しぶりの上見坂方面への道は、台風等の影響で荒れ気味。 滑らないように気をつけて歩く。 登山道からの景色はというと、この時期はまだ葉が茂っていて眺めはあまりない。 葉が落ちる冬場となれば、もっと振り返ったときの白嶽の眺めが楽しめるのだが。 この道の魅力は、歩くごとに景色が変わることである。 落ち葉を踏みしめる山道、暗くも美しい杉林、明るい陽が射す自然林など、 目まぐるしく道が変わる。 と、途中大きく作業道が作られていて、びっくり。 美しい道が一部、なくなってしまった。 白嶽トンネルの上部に着く。 さて、１２時は過ぎているのだが、腹がなかなか減らない。 戻りながら場所を見つけて食べることにする。 結局、作業道の場所が明るく、眺めもよいので、 ここを昼食の場所に決めた。 自分で作ったシンプル弁当だが、 う〜ん。うまい！ 至福の時間である。 今日からホットコーヒー解禁である。 冷たい風の中での温かいコーヒーは心も満たしてくれる。 昼食を終え、来た道を引き返す。 久しぶりの道だったが、足を伸ばすのもまた楽しいなあということを 思い出させてくれる今日の山歩きだった。
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