曇りで雨の可能性もある予報。 白嶽に向かう。 数日前に結構雨が降っているので、水量が心配だが、 行ってみよう。 こんな日には誰もいないかと思っていたが、 駐車場には車がすでに4台。 驚いた。 と、いうことは、島外からの方々かなと予想する。 歩き始めると、台風17号の爪痕がところどころに見られる。 枝の散乱はもちろんだが、 途中の橋が流れ落ちているらしい。 しばし、歩くと橋が流されており、倒れた木の幹でやってせき停められている。 台風17号の雨量が尋常でなかったことをうかがわせる。 対馬では、「50年に一度の経験したことのない大雨」 が、7月、8月、9月と三ヶ月連続で続いた。 3回目になると、もやはそれは50年に一度ではなく、 せめて「17年に一度だろう」と突っ込みたくなっていたが、 どうやら、これらは前回を雨量となっているため、前回を含め更新された50年に一度であったらしい。 今まで、流されることがなかったこの橋の無残な姿を見たとき、 まさにいままで経験したことのない雨が降ったことが見て取れた。 以下、上の写真が橋が流されたもの。 下の写真は橋があったころのものである。 橋を含めた風景が美しい場所だっただけに、その姿を見ると悲しい気持ちになる。 しかし、それも含めて自然の姿である。 橋のなくなった沢は渡らず、山腹を渡って進むことにした。 気温は高くないのだが、今日も湿度が高く、汗を吹き出てくる。 枝が散乱したり、今まで削られたことがないような登山道のえぐられ方を目の当たりにしながら、進んでいく。 二つの団体さんを抜かせていただいて、白嶽山頂へ。 山頂は風がなく、涼がいまいちとれない。 いつもの山頂は風があり、スズメバチが飛んできても風にもっていかれるのだが、 今日は風がなく、山頂付近をスズメバチがうろついている。 巣の近くではないので、すぐに攻撃してくることはないだろうが、 2匹にまとわれると、いい気持ちはしない。 急いでテラスに移動し、アイスコーヒーを楽しんで下山する。 温かい入れ立てのコーヒーがおいしい季節が待ち遠しくなる。 次週、また台風が対馬に接近しそうである。 50年に一度がまたこないことを願うのみである。 |
|||||||||||||||||||
|