2019 09.20 経ヶ岳〜金泉寺

一人で登る

八丁登山口駐車場〜1時間40分〜経ヶ岳〜1時間50分〜金泉寺〜1時間20分〜八丁登山口駐車場

約8km 累積標高差930m  荷13kg 時間約6時間


やっととった夏期休暇、テント泊しながら山に繰り出すぞと張り切っていたが、
予報は数日雨が続くようだ。
今日の予報は、午後から雨。
まあ、後半は雨でもいいかと八丁谷前の駐車場に車を停める。
と、雨がしっかり降り出した。
まいった、出だしから雨か・・・
レインスーツ、レインハットを身につけ、大払谷を目指す。
このところ、ゆっくり歩きが多いものだから、
昔のように息を切らしながら駆け上がる歩きではなくなってきた。
昔は脈拍140回/分で登ってちょうど楽しかったが、
今は130回/分くらいがちょうどよい。
息が乱れない程度の歩きである。

が、大払谷に来るとそうもいかない、息を切らして登っていく。
そして、ロープがある岩場の終点で振り返る。
いやあ、いつも自分の非力さを実感させてくれる道だ。

経ヶ岳山頂は誰もいない。
山頂にいる間は雨も上がってくれた。
今日はゆっくり独り占め。
さてと、腰を上げて先に進む。
今日の目標は座禅岩。
滑りそうな道を木をつかみながら慎重に歩いていく。
今日足をくじいても、きっと誰とも会わない。
Yamapで見守り機能を使っている。
登山開始から、登山終了まで、何時にどこにいたかを記録し、
地図上に表示して示してくれる。
その詳細がメールで妻に行くようになっている。
遭難したら、妻がそのメールを見せればなんとかなるだろう。

西岳に登って、先を考えるが、多良岳、座禅岩は白いガスの中。
今日は金泉寺にするか。

金泉寺の軒下で一人、この頃はまた雨が強くなってきた。
雨だれを聞きながらおにぎりを頬張る。
雨の中の一人の金泉寺も趣がある。

が、台風前の雨の勢いが増すので、沢が渡れなくなっては大変。
すぐに、下山を始める。
下り出すと、あれあれ、下りの筋肉が衰えていることを実感する。
おまけに登山靴の中に水が染みてきて、気持ち悪いことこの上ない。
もう、登山靴も寿命かなあ。

今日の下山中、疲れと寒さと足の濡れのためか、馬鹿なことが頭をよぎった。
イノシシは手負いでない限り襲ってこない・・・
多良山系には熊はいない・・・
が、誰かがニシキヘビを放っていたら・・・
私は、ニシキヘビに絞められ、飲み込まれ、この世から忽然と姿を消すことなる・・・
怖っ・・・
雨の一人の山は脳を普通でなくしてしまう。

ヘビ一匹に遭うこともなく、無事駐車場に着いた。
終わって見れば、雨の多良もまたよしである。
雨の山は緑がみずみずしく、いきいきとしていた。

 


 
山登りTOP