2019 08.17  白嶽

一人で登る

白嶽洲藻登山口〜80分〜西岩峰〜5分〜岩のテラス〜60分〜白嶽洲藻登山口

約4km 累積標高差490m  荷10kg 時間約3時間


夏の低山登りは、暑さ覚悟となる。
この暑さ、誰もいないはずと思い、登山口に着くと車が2台。
どちらも違う県の県外ナンバーである。
酷暑の低山登山は、山に誰かいると思うとうれしくなる。

登り始めると、前回と少し風が変わった気がする。
湿った夏の熱風ではなく、汗を冷やしてくれる乾いた風である。

始めは調子がよかったが、いやいや鳥居を過ぎると、ばててきた。
左足中指骨折以来の体力の減退がなかなか取り戻せないようだ。
途中、休み休み歩く。
が、真夏の体を冷やす手だてのない歩きではなく、
風を浴びて佇む時間もまたいいと思える季節になってきた。

途中、県外ナンバーの登山者の方々とすれ違う。
ということは、山頂は私一人の時間となるようだ。

山頂の風を楽しみにしていたが、山頂は陽が強く、
風の涼しさより、浴びせられる日光に軍配が上がっている。
西側の端に座り込み、陽を避けると、涼しい風が体を包む。
しばし、体を冷やす時間を過ごした。

今日は十分山頂を満喫したので、岩のテラスには寄らずに下山することにした。
と、山頂下の広場にいると、一人の登山者が登ってきた。

Yashiさんだ。
久しぶりに会った。
その後は岩のテラスに寄って、長い時間話をした。
Yashiさんは、私のことを山の師匠と呼んで下さるが、
私がこれから取り組むことについてyashiさんが詳しく、
こちらのジャンルでは私の師匠と呼ばせていただくことになった。

その後は話をしながらゆっくり下山。
鳥居を過ぎると14時前。

韓国人の登山者が話しかけたきた。
どうやら、有明山に行けるかどうか聞きたいようだ。
この時間から有明山を目指すのは無謀だと、
身振りを交えて必死に伝える。
有明山まで、ここからだと4時間弱かかる。
下山を含めれば5時間半。
無理なことが、どうやら理解してもらえたようだ。
低山ではあるものの、あなどることなかれ。

久しぶりに山で長い時間を過ごした。
対馬はお盆を過ぎると、秋の気配が漂い出す。
夜はクーラーがなくてもよい気温になる。
空にはアカトンボが舞い始める。

秋の山が楽しみになってきた。

 




 
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