2019 08.03  白嶽

一人で登る

白嶽洲藻登山口〜80分〜西岩峰〜5分〜岩のテラス〜60分〜白嶽洲藻登山口

約4km 累積標高差490m  荷10kg 時間約3時間


暑い日が続く。
夏の低山はつらい。
去年の暑さほどではないにしろ、山に向かうには勇気がいる。

しかし、その暑さを少しでも回避する手を考えた。
それは、早朝登山だ。
いつもは9時頃から登山を開始するのだが、
6時頃から登り出せば、9時前に登山が完了する。
30度になる前に山頂に着くという算段だ。

早起きをして、白嶽登山口に向かう。
当たり前だが、他の車はない。
登山口の温度は、24度。
よし。
登山口に着くと、新しい看板が設置されていた。


 

さあ、登ろうと思うが、とても眠い。
結局、車の中で小1時間ほど仮眠して、7時過ぎの出発となった。

涼しくはあるのだろうが、登りにかかると汗が噴き出る。
気温は高くないが、湿気はすごい。

早朝の山道は静かである。
鳥の声はない、風の音もない。
ただ、耳まわりには羽虫が飛び回る。

早朝ならスズメバチも活発に活動はしていないか?
と思い、調べてみると、夜はおとなしいらしいが、
朝になれば餌を探し出し、活発に動き出すらしい。
遭遇しないことを願うのみ。

早朝一人だけの少し暗い山道は、
この山の中に人間が私しかいないという思いを強くし、少々心細くなる。
きっとこの後も、この山には誰もこないという予想の中なので余計である。
「スズメバチに遭ったら、即退散!」
と決心して登っていく。

しかし、スズメバチには遭わない。
途中、アブだろうか、大きな羽音がまとわりつく。
姿がはっきり確認できず、びびる。
なんとも、びびりな私である。

結局、スズメバチに遭わずに山頂に着いた。
山頂は、ガスの中。
とにかく、風で体を冷やす。

その後は、岩にテラスに向かうが、
ここは涼しい風がなく、早々に下山を決める。

誰とも会うことがない登山道。
登りは暑かったが、下りは涼しいことに気づく。

と、鳥居を過ぎた頃、一人の男性が登ってこられた。
あいさつを交わすが涼しい顔。
いやあ、この暑さで白嶽に来る人が他にもいたと感動する。

登山口近くになると、3名の登山者とすれ違った。
いやあ、この暑さで白嶽に向かうとは、みんなすごいと感心する。

暑さはがまんしよう。
どうぞ、スズメバチが増えませんように・・・

 


 
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