2019 05.20 平谷〜経ヶ岳

一人で登る

平谷駐車場〜40分〜馬の背〜35分〜平谷越〜20分〜経ヶ岳〜20分〜平谷越〜1時間30分〜平谷駐車場

約5.6km 累積標高差730m  荷10kg 時間約4時間


2日間、雨混じりの天気が続いた。
今日は、予報は曇りで午後遅くは晴れである。
よし、山だ。
久しぶりに平谷側から経ヶ岳に登ることにする。
天気がよくなってくれば、岩屋越回りもやってみるか。
などと考えながら、平谷から登り始める。
車は一台もなし。

山道に入ってまもなく、10メートルほど先の山腹で、
「ブァオウ!」と一唸りし、イノシシが2頭駆け上がっていった。
普通は「ブヒッ!」という豚の仲間を感じさせる声を発するのだが、
よっぽど驚いたか、思わぬ侵入者に抗議したかったのか、
気合いの入った声だった。

その後はしっとりとした道をてくてくと進んでいく。
変化のある道を楽しみながら、平谷越に着いた。

平谷越の雰囲気が好きだ。
どこからか山の仲間がふと現れそうな、出会いの辻である。

鎖場を進みながら、経ヶ岳山頂へ。

 

ガスで何も見えない白い世界。
さすがに誰もいないか。
なら、ゆっくり構えようと、腰を下ろすと・・・
んっ、パラパラという音・・・
雨粒が落ちてきた。

山頂からちょっと戻った登山道でしばし雨をしのぐ。
こりゃ、岩屋越はまたの機会とするしかない。

しばらく待ったが、やみそうもないので、平谷越に戻って昼食とすることにした。

夏の暑い日、木陰のありがたさを感じるものだが、
雨の日も木陰のありがたさを感じる。
かなりの雨を葉っぱがはじいてくれる。

 

平谷越で静かな時間を過ごす。
が、雨が強くなってきた。

予報と違うしっかりとした雨模様となった。

急いで帰路に着く。
雨あしが一層強まったので、雨具とザックカバーを装着する。

ここまで装着すれば、あとは雨の日の出で立ちで落ち着いて歩ける。



濡れた葉っぱの美しさを感じたり、

 

ギンリョウソウの大群に目を丸くしたりしながら、
下っていった。

雨の静かな歩きもまたいいものである。


 
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