白嶽が続いている対馬の山登り。 冬のこの時期、御嶽にも1回登りたい。 そんな折、ちょうど、ぞうさんから、一緒に登らない?とお誘いいただいた。 昔お世話になったSさんもご一緒することになり、 3人での山歩きとなった。 登山口に着くと、車はなし。 気温は低めだが、体感気温はそれほど低くない。 しかし、平岳に向かう稜線は、北西の風が吹き付けるの寒い道となりそうだ。 ぞうさんもSさんも久々の山登りなので、ゆっくり歩くことにする。 御嶽はいきなりの急登から始まるので、ここは慎重にゆっくりを心がける。 ぞうさんは、家が隣近所だったので、私が子どもの頃からよくかわいがっていただいた。 ここ数年山登りにはまり、九州本土、四国、アルプスへと山を楽しんでいる。 Sさんは、若い頃、山登りをされていたそうで、槍ヶ岳に剱岳、北海道、屋久島を含め、 日本中の高い山を楽しんでおられたらしい。 頼もしいお二人と、歩きながら、山の話、仕事の話、いろいろな話題が飛び出し、 楽しい歩きが続く。 御嶽までの登山道は、いつも鹿やらイノシシに遭遇するのだが、 今日は出会いはなかった。 イノシシの堀り跡も少ないようだ。 最後の登りを一踏ん張りし、御嶽山頂に着く。 霞がかかり遠望はきかないが、 御嶽から累々と続く山並みの眺めを楽しむ。 ちょうどいい頃なので、シートを敷いて、ここで昼食とする。 お二人からおにぎりやらおかずやらを頂戴する。 単身赴任でいい加減な食事をしている身には、 まあうまいのなんの。感動である。 いつもパンで済ます山の食事だが、 おにぎり、巻きなどのうまさがたまらない。 陽も射してきて、あまりの居心地のよさに、ずっとここにいたくなる。 昼食を済ませ、平岳に向かう。 巨木がところどころにまっすぐに天を刺すようにそびえ立ち、 山の深さを感じさせてくれる。 ゆるいアップダウンを繰り返しながら、平岳を目指す。 北西の風が強く、上着を一枚羽織って歩くが、汗もかかずにちょうどよい。 平岳の一等三角点に着く。 対馬に3つしかない一等三角点のひとつである。 小休止をして、引き返す。 平岳から御嶽までの稜線は、 落ち葉が敷き詰められ、ふかふかの心地よい道だった。 最後の急な下りの前にペンチで小休止。 ちょっぴり春も感じさせる山の中の空気に癒やされる。 急坂を終え、無事登山終了。 いつも一人の山歩きだが、話を楽しみながらの山歩きもまたいいものだ。 楽しい時間を下さったお二人に感謝である。 登山道途中にあったサルノコシカケ。 見る度に成長していて、会うのが楽しみになる。 |
|||||||||||||||||
|