鹿児島に息子がいる。 息子に会うついでか、山に行くついでかよくわからないが、 鹿児島に行くことにした。 息子の家に一泊し、翌日、開門岳登山へ。 開聞岳に登ったのは、12年前。 家族をキャンプ場において、私だけ午前中の山登りをした。 予想に反して、結構登り応えのある山だった。 その開聞岳を妻は歩き通せるか不安だが、やる気満々。 まあ、途中で引き返してもいいので、登ってみるか。 登山口にある看板表示。 成人 登り 3時間 子ども 登り 3時間半 高齢者 登り3時間半 とある。 んっ、12年前と違うぞ。 12年前は、 成人 登山 2時間半(150分) 子ども 登山 3時間(180分) 老人 登山 3時間(180分) 時間が増えている・・・ 開聞岳は、東から登って、東に降りる。 つまり、日暮れが早い。 西側の頂上付近が明るいと油断していると、東側の登山口に着く頃は暗くなる。 思いがけず真っ暗な道を歩くことになった人達も多いようだ。 それで、注意喚起でこの時間表示になったのだろう。 登り出すと、10月とは思えない暑さ。 汗が噴き出てくる。 たくさんの人達に抜かれながらマイペースで進む。 普通の山道から、火山礫の道、岩をぬう道、木の階段など、 登山道は各合目で違う姿を見せる。 汗だくだくになりながら、9合目を過ぎ、展望のよい場所に出た。 12年前は、9合目からは一気に登って、すぐに着いた記憶だったが、 今日は時間がなかなかかかる。 頂上に到着。 時間は3時間35分。 まあ、高齢者の範疇で、超高齢者ではないのでよしとしよう。 頂上はガスがかかり、展望には恵まれなかったが、 おにぎりがうまかった。 下山路は、濡れた道で滑りそうになるが、慎重に歩いて行く。 下山は3時間。 よく歩いたあ。 結構、足は疲れていた。 妻はよくがんばって歩き抜いた。 妻が疲れるのはわかるが、私の疲れ具合はなんだ。 妻は、 「もう、若くないとよ。」 と言う。 考えてみれば、妻に合わせた標高、距離、スピードでの山登りが続いている。 山は正直だ。 歩いただけの体力になっているということか。 当日の夜、翌日と、 「あいたたっ」となる筋肉痛が襲ってきた。 いやいや、鍛えなおさねばと意欲をかき立ててくれる開聞岳だったる |
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