2018 04.29 中山越〜舞岳

妻と登る

八丁林道手前駐車場〜30分〜林道終点〜80分〜中山越〜35分〜舞岳
〜60分〜お気に入りの岩場〜80分〜八丁林道手前駐車場


約5m 累積標高差580m  荷13kg 時間約5時間


井原山から雷山を縦走して、ツツジのきれいさに妻は感動した。
多良にはシャクナゲがあることを話すと、行ってみたいと言う。

いや、しかし、いきなり連れて行って大丈夫だろうか。
策を練る。

舞岳の難点はなんと言っても、その急な下り坂だ。
その急下りに入るまでにいかに体力を温存させるかが勝負だ。

そこで今回は、山頂は踏まず、中山越から巻き道を経て、舞岳に向かうことにした。

が、しかし、中山越。楽なルートを選んだのだが、こんなに遠かったかと思うほど時間がかかった。
妻には、「あと少しで着く」と、いつものごとく呪文のように唱えながら登っていった。

舞岳に近づくと、シャクナゲが登山道沿いに美しく咲いている。
気づけば、私自身も、10年ぶりの舞岳のシャクナゲだ。
来たくてもなかなか機会がなかった。


シャクナゲの道に、妻も感動していた。
途中出会ったご夫婦が、
「私達は15年間通っているけど、今年が一番いい」
とおっしゃっていた。

妻を連れてきた甲斐があった。

 

舞岳を過ぎると、今日最初の難所が出てくる。
降り方に気をつけなければ危ない場所だ。
ここをどう歩かせるかが課題だった。

降り方を説明して、降りるのに邪魔になりそうな妻のストックを預かる。
ストックを2本持って降りていると、
あらら、ひもがほどけて一本のストックが落ちていった。
私の分だ。
目でだいたいの位置を追っていたので、その後、
滑りそうになりながら取りに行ったが、見つからなかった。

「ストックが身代わりになって落ちてくれたのかも・・・」
と妻が慰めの言葉をかけてくれる。
私の身代わりではないような気がするが、まあいいか。

その後、お気に入りの岩場で昼食をとった。
この岩場に妻が来れたのが感動である。
この岩場にどれだけ私の思いがこもっているかは、
うまく伝わらなかった気もする。

お気に入りの岩場を後に、ゆっくりゆっくり下っていった。

多良山系を巡るにはまだまだ妻の体力は十分でないので、
いい山を選びながら歩いていこう。

シャクナゲに満足の舞岳だった。


 
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