2017. 9. 2
有明山

一人で登る

八幡神社〜25分〜清水山〜50分〜有明山〜1時間10分〜八幡神社

距離約6km 累積標高差600m  荷10kg  時間約3時間

青い空と白い雲と緑の木々が輝き合う有明山の風景

9月に入り涼しくなった。
今日は風が強く、あの猛暑の夏が嘘のような空気である。

9月はスズメバチが一番数を増やす季節。
無用な接触は断ちたいところだ。

先々週の白嶽山頂でのスズメバチの往来が気になった。
yashiさんのレポートによると、
有明山の登山道には、巣の存在がない様子。
今日は、有明山に行くことにする。
この地元の情報がありがたい。


八幡神社の駐車場に着いて、車を停める。
久しぶりなので、駐車場のおばちゃんと話が弾む。
姫神砲台跡に行ったがよかったそうだ。
そうか、いつか行ってみようと思う。

有明山から、清水山を目指す。
yashiさんのレポでは清水山方面は確認していないようなので、注意して歩く。
久しぶりにくると登山道には木の段が設けられ、登りやすく整備されていた。

 

三の丸に着き、厳原の眺めを楽しむ。
んっ、三の丸の林の上からしきりにスズメバチが出たり入ったりしている。
どうやら、この林の中には巣があるようである。
三の丸についてすぐの林の中からなので、東側の整備された登山道に進む。
屹立した岩が幸いし、スズメバチはこちらには姿を見せなかった。

清水山山頂に着く。山頂はスズメバチが往来していた。
ぶつかるといやなので、ひとつ下の段で休憩する。

清水山の後は、木々に囲まれた木漏れ日が美しい林の中を歩く。

 

ゆっくり歩こうと決めていたが、歩き出すとエンジンがかかる。
息が荒れない程度に足を強く繰り出して歩くのが心地よい。
走り出したくなるような気持ち。
この感じは久しぶりだ。

登り上がって、清水山経由で、1時間15分。
まずまずだ。

最近ふと思う。
山に登った感触は脳内に残っているのだが、
それは十数年前の感覚だったりする。
ついこの間山登りを始めた気がしているが、
年月を重ねた肉体や反射神経の具合も確認していかなければと感じる。

山頂に着くと、思いがけず雲が広がっていた。
広い山頂の風は涼しく、寒いくらいだ。

 

山頂からはうっすらと朝鮮半島の陸陰が見える。
壱岐と小呂の島も見えている。
そして、世界遺産となる沖の島がくっきり見える。

 

夏を忘れる風がうれしい山頂で、シートに横になり、しばしまどろむ。
山で居眠りの贅沢な時間。

行きは回りを見ずに登ってきたので、帰りはゆっくり森や道を眺めながら歩いた。
途中にあったドクツルタケ、白くて美しいがいわゆる毒キノコのようである。
 

秋の気配がうれしい今日の有明山だった。







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