8月も下旬となった。 対馬の夜は涼しくなった。窓をちょっと開けて眠る夜が心地よい。 昼はまだまだ暑いが、酷暑の頃と比べるとまだましだ。 今日も白嶽に向かう。 登山口に着くと、やはり誰もいない。 夏場の白嶽、今日も一人きりの山となりそうだ。 歩き出すと、まだまだ羽虫が顔のまわりを飛び回る。 牛のしっぽのように手を振りながらの歩きとなる。 時折、体を冷やす風がありがたい。 数日前の雨で沢音が響く登山道に癒やされる。 山頂までは、スズメバチとの遭遇も皆無で、安心しての登りだった。 山頂に着くと、体を冷やす風の気持ちよさがたまらない。 ずっと体を冷やそうと思ったが、 ときおり、オオスズメバチが山頂を横切っていく。 たまに、こっちに興味を持ったスズメバチが向かってくるが、 直前で風にとられて消えていく。 結構、こっちに興味を持つ奴が多いので、 もしかしたら、登山道の逆側の下の方に巣があるのかもしれない。 なんとも居心地が悪くなり、山頂を後にする。 岩のテラスでコーヒーを飲んでいると、 こちらもたまにスズメバチが頭上を渡る。 早々に退散。 下りは涼しく、静かな道を歩くことができた。 夏の終わり、スズメバチへの注意を続けながら、 また山を楽しもう。 |
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