「こんな暑い日に、何が楽しくて登ると?」 よく聞かれる質問である。 なぜだろう? 登ることが当たり前になっているので、明確な答えはでない。 ○緑のシャワーを独り占めしたい・・・ ○全てを忘れるように喘いで登りたい・・・ ○頂上での涼しい風にあたりたい・・・ ○なまった体を鍛えたい・・・ ○とにかくカロリーを消費したい・・・ ○山登りの体力を維持したい・・・ ○頂上でアイスコーヒーを楽しみたい。 それら全てが正解のようなこじつけのような・・・ しかし、登るこてに迷いはない。 登りは暑い。 汗が噴き出る。 風が吹いてくる場所では立ち止まって体を冷やす。 この時期とにかく羽虫が顔のまわりにうるさい。 手ではらいながら歩く。 この羽虫、不思議なもので、鳥居までくるとぴったりいなくなる。 スズメバチもえさを探しに地面を這うように飛んでいるものが数匹。 登山道近くには、巣はないようだ。 台風が屋久島近くにあるので、その影響か風は強い。 山頂に登れば、風が体を冷やしてくれ、心地よい時間である。 山頂近くには、ハクウンキスゲがまだたくさん咲いていた。 夏、真っ盛り・・・ 歩いている途中は暑くてたまらないが、下山すると何とも心地よい。 理屈抜きの心地よい思いが、山登りのどこかでできるので、足が向くのかもしれない。 |
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