天気がよい夏日が続いている。 数週間前の久住もきれいだった。 夏は高い山で涼しい風の吹かれながら歩きたい。 何よりの贅沢な時間である。 妻も来るというので、今回選んだのは由布岳。 独立双耳峰の由布岳は、眺めが最高であり、 夏の光の中の素晴らしい眺めを期待する。 大村発は午前3時。 高速をとばし、湯布院ICを降りる。 およよ、思いがけず霧の中。 しばし、仮眠するが霧はとれない。 由布岳の正面登山口に着くと、標高の高いところは霧がとれかけていた。 涼しさを感じながら、登山口を出発。 自然林の中は、ときおり差す夏の光が美しい。 合野越を越えると、ジクザク状にきりながら高度を上げていく。 途中から由布の町並みが見えるようになり、爽快な歩きとなるはずだったが、 今日は霧の中、眺めは望めそうにない。 妻がもうすぐ、もうすぐと声をかけるが、 もうすぐは自分のペースで登っていた時の印象で、 妻のペースで歩いていると、なかなか時間がかかるようだ。 やっとのことでマタエに着く。 マタエから見る西峰方面は、地震の影響で数カ所崩れている。 正面登山口にはたくさんの車があったが、それほどの人達は見かけることがなかったので、 みんなお鉢回りを楽しんでいるんだろう。 マタエを過ぎ、ガスの中、東峰に到着。 しばし、ガスがとれないか、待ってみる。 時折、由布の町並みが姿を見せるが、 最高の眺望は、次にお預けとなる。 が、妻は由布岳が気に入ったようで、 また、リベンジすると意気込んでいる。 美しい登山道を楽しめた今日の由布岳だった。 |
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