夏が来た。 低山はもう暑い。 夏は久住。涼しい歩きを楽しみたい。 妻も歩きたいというので、朝3時半大村発で久住に向かう。 高速を降りると、さすがに眠い、眠い。 30分ほど仮眠し、登山開始。 歩き出すと、涼しい、涼しい。 最初はガスの中だが、大丈夫。 気温が上がればこのガスはとれる類いのものだ。 今日は、家族連れが多い。 小さい子どももたくさん登っていた。 親子連れで登っていた頃を懐かしく感じながら歩く。 星生山の横に来ると、ガスがとれてきた。 久住山も姿が見えるようになる。 久住分かれでしばし休憩。 おかしを取り出すと、気圧の影響で袋がパンパン。 なんとも不思議でおもしろい。 久住分かれを過ぎて、今日は中岳に向かう。 妻が、 「中岳と久住山はどっちが近い?」 と聞いてくる。 「実際の距離は久住山だが、急な登りが長く続くので中岳の方がよかろう。」 「ん〜! だまされてるような気がする。」 「俺がお前をだましたことがあるか?」 (山ではいつもあと10分で着くと毎回だましているが・・・・) 御池に近づく頃、試しに尋ねる。 「ここ天狗ヶ城っていうんだけど、眺めはいいよ。登ってみる?」 まったく期待せず聞いてみたが、 「よし、行こう!」 との答え。 ゆっくりゆっくり天狗ヶ城を登っていった。 天狗ヶ城から見下ろす御池は最高。 人も少ないので、ここで昼食とする。 その後、中岳を目指す。 九州本土最高峰の中岳に到着。 妻がここまでこれたことにちょっと感動である。 帰り道、三俣山に目をやると、光る施設がある。 望遠でとると、どうやらパネルのようだ。 用途はよくわからない。 帰り道、久住分かれを過ぎて、星生崎に向かっていると、 ヘリが飛んできた。 しぱらくすると、ホバリングし、隊員がロープで降りてきた。 しばらくしてヘリでつり上げられた登山者は、意識もしっかりしているようで、 外傷もなく、足をひねったりしたのかもしれない。 無事、ヘリに乗り、搬送され、ほっとした。 ゆっくり、ゆっくりの久住山域滞在、7時間半。 楽しい時間だったが、その代償は顔の日焼け・・・ 紫外線が強かった。 このページを書いている今、頬の皮がやばい・・・ 妻は日焼け止めを塗っていたようで、難を逃れた。 まっ、これに懲りずまた焼くかと思う今年の夏である。 |
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