ずっと、雨が降らない梅雨だったが、降り出すと九州各地に甚大な被害を及ぼしている。 隣の壱岐も尋常ではない雨が続いている。 対馬はというと、局地的に雨足が強くなることはあったが、今のところ大きな被害はないようである。 梅雨前線が対馬よりも北に上がった今日、雲の切れ間から陽も射し始めた。 雨はない予報なので、御嶽を登ることにした。 登山口までは、雨の後で林道が荒れていた。 もちろん、こんな日の登山道は車なし。 登り出すと、小鳥の声が森の中に響き、 木漏れ日が濡れた葉を光らせる。 汗が噴き出るが、体の悪い物が出て行くような気もして、 息をきらす急な登りのきつさが心地よい。 途中、登山道の枯れ葉の間にマムシを発見。 一度見てしまうと、その後、ずっと足下が気になる。 慎重な歩みの登りとなる。 山頂の祠に着くと、心地よい風が体に当たる。 昼食にはまだ早い時間なので、作ってきたアイスコーヒーを楽しむ。 汗がひいた頃、下山開始。 今日は思いの他、酷暑でもなく、耳の周りに羽虫がまとわりつくこともなく、 スズメバチの姿に驚かされることもなく、静かな平和な夏の山となった。 登山道にウスタケ発見。 食べると腹をこわすキノコだが、なんとも見慣れない出で立ちに見入る。 対馬の夏の山は暑い。 対馬での山登りは、また秋かなと思いながらの御嶽だった。 |
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