2014年12月30日・・・ 経ヶ岳に最後に登った日。 そよ風姉さんと山馬鹿さんとの出会いがうれしかった山登り。 その1週間後に、右足首骨折。 2年以上の時を経て、やっと経ヶ岳に挑戦することにする。 午前7時。駐車場には車なし。 前日が雨だったようで、登山道は濡れた状態。 登りはよいが、経ヶ岳の下り、舞岳の下りは滑りやすく要注意である。 しかし、このぬかるみの中、急坂の舞岳を下山できれば、 山登りの復活具合が把握できる。 経ヶ岳までどのくらいの時間で登れるか予想がつかない。 しかし、最後までばてないように、ゆっくり歩きを決めて歩き出す。 いつもの白嶽を登るペースで歩くと、間違いなくばてる。 歩き出すと、木漏れ日や沢音が懐かしい。 いろいろな季節に巡ってきた道、思い出が蘇る。 いよいよ大払谷の急登。 一歩一歩、息が乱れないように着実に高度をかせぐ。 大払谷の石ごろごろの最後でちょっと休憩。 思いの外、打ちのめされずに歩いている自分がうれしくなる。 ツゲ尾に出ると、風が強くなった。 もう一息、経ヶ岳山頂を目指し、登っていく。 最後は息を切らしながらも、足取りは軽い。 経ヶ岳山頂は、誰もおらず、木々の枝はうっすらと白くなっている。 しばし休憩して、下りにかかる。 下りの道はぬるぬると滑りやすく難儀する。 木につかまりながら、とにかく足首をひねらないように歩を進めた。 舞岳を経て、展望岩へ。 またここに自分の足でこれたことに感無量。 人生の節目節目で思いにふけり、 自分を確かめてきた場所。 せっかくの復活記念。 コーヒーをしっかり豆から挽き、定番のどら焼きを楽しんだ。 下りの道は滑らないように気は使ったが、足がまいることもなく歩くことができた。 ただ、手足を使っての岩場の下りがへたくそになっている。 これは、初心に戻って鍛えなおさなければ・・・ 2年の時を経て歩いた道は、以前より荒れていたり、 以前より整えられていたりとたくさんの変化を感じた。 これからは、また、経ヶ岳と共に山登りとその変化を オンタイムで楽しむことが可能であることを 確かめられた今日の山登りとなった。 |
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