いけないと思いつつも、今日も午後登山。 所用を終えて、急いで身支度をし、白嶽へ。 午後の登山は、単独なので何かあっても、もうその後には誰も通らないことを意味する。 絶対に何もなく下山することが、何より優先する命題となる山登りである。 などと、自分に覚悟を言い聞かせながら、登山口に着いてみると、 5、6人の団体さんが、今から登ろうとしていた。 身支度をし、登り初め、ほどなくグループの方々に追いつく。 「道を譲りま〜す」 最後尾の方のさわやかな声で、整然とみなさんが横に避ける。 山慣れたグループの方々だ。 今日の登りの課題は、休まず歩くこと。 山復帰はしたものの、体力はまだまだである。 息が切れ、足が疲れ、立ち止まることが数回ある。 これをなくそうとするのが今日の目的である。 白嶽ほどは、立ち止まらずに歩けるようにならなければ・・・ と、いい調子で登ってきたが、後半4分の1の急登は、 やはり小休止が必要だった。 まだまだだ。 西岩峰までは55分。 前回よりも5分短縮。 まあ、無理せず、タイムも楽しんでいこう。 西岩峰を経て、岩のテラスへ。 ここでいつものコーヒータイム。 グループの方々がほどなく登ってこられた。 西岩峰に到着した頃、身支度を始める。 グループよりも先に下ること。 そうすれば、何かあったときも発見してもらえる。 グループよより後に降りることは、その可能性を無くしてしまうことになる。 単独登山者が生き抜くためのささやかな知恵である。 |
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