2015. 01.03
平岳〜御嶽(御岳)
一人で登る

御嶽登山口〜35分〜御嶽・平岳分岐〜35分〜平岳(一等三角点)〜10分〜平岳取り付き
〜20分〜平岳分岐〜30分〜御嶽(御岳)〜30分〜御嶽登山口

距離約7km 累積標高差800m  荷12kg  時間約3時間20分



今年最初の山行。
白嶽、有明山、御嶽、城山、龍良山・・・・
どこから今年をスタートするのか考える。
1月3日で土曜日。結構、山は賑わう予感。
ならばと、一番静かそうな御嶽を選ぶ。

登山口に着くと車が2台。
御嶽にしては珍しい。

急坂から始まる御嶽の登山道は、すぐに体が温まる。
4日前に、多良山系を距離10km、標高差1300m、6時間半歩いているので、
なかなか体の具合がいい。
体は温まるが、一枚脱ぐほどではなく、冷たさが心地よい登りである。

中腹のお堂に着くと、ホースから出てくる湧き水が凍っている。
はねた水が少しずつ凍って行ったみたいで、自然の芸術に見とれる。


お堂を過ぎると、3世代の家族が下山してくる。
高齢の方も元気に歩いていた。
正月となると、地元の方が詣でたくなる場所が御嶽である。

分岐点に着き、平岳を目指す。
緩やかなアップダウンを繰り返しながら、自然林の道を歩く。
いつ歩いても気持ちがいい道だ。

平岳の一等三角点を過ぎ、ドウ坂からの登山道に合流する藪道を進む。
時折、鹿の白い尻が見え、こちらに気づき逃げていく姿を目にする。

ドウ坂からの登山道を戻り出すと、また静かな林の中を進と、
やがて、元の場所に戻る急登が来る。
この急登は、10分ほどであるが、なかなか登りごたえがある。

この急登は対馬の山で一番の鍛錬どころだと思う。
ここを登ったり下ったりすると、いい鍛錬になりそうだ。

その後、御嶽側に戻り、静かな道を歩く。
途中、大きなサルノコシカケがあったのだが、木からはぎ取られていた。
その成長を密かに楽しみにしていたので、ちょっと残念である。

静かな道を歩いていると、右山腹から野生動物のうなり声が聞こえてきた。
そういえば、前回、ここを歩いた時も同じような声がした。

御嶽に生息する動物から推測すると、考えられるのは2種類。
ひとつはツシマヤマネコ。
確かに、猫が威嚇するときのうなり声にも似ている。
しかし、家猫の声より、少し野太くて、低い。
もうひとつはイノシシ。
ただ、イノシシが威嚇するとき、唸るのかどうかは定かではない。
その他は考えられなく、またそれが怖い。

とりあえずこっちの存在に気づいてもらうように、声や音を出したり、
声がする方向に石を投げてみたりする。

得体が知れないというのは、気味が悪いものである。
しばらく進むと声はしなくなった。

その後は、御嶽で昼食をとり、下山した。

声にはびびったが、静かな歩きを楽しめた。
冬はこの道にまた来たくなりそうだ。



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