2014. 01. 13 平岳

 一人で登る

御嶽登山口〜40分〜御嶽・平岳分岐〜30分〜平岳〜30分〜御嶽・平岳分岐〜30分〜御嶽登山口

  距離約4.5km 累積標高差500m  荷12kg  時間約3時間

 
後平岳と御嶽の稜線。落ち着いた変化のある道が続く。


新年になって最初の山行は、御嶽山域にした。
静かに静かに歩きたい。そんな願いを叶えてくれる道。

御嶽登山口に車を停め、歩き出す。
気温は0度に近いが風はなく穏やかな登山道だ。

御嶽と平岳の分岐から、今日は平岳方面に歩き出す。
大好きなこのルートだが、歩き出すと道が荒れている。
倒木とイノシシが掘り散らかした後がひどい。

途中、サルノコシカケを見つける。
おや、去年よりも大きくなっているようだ。
一年間、この地で生き続けていることにちょっと感激する。

去年の1月13日のサルノコシカケ 今年の1月13日のサルノコシカケ

ほとんど平坦な道をたどって、平岳の一等三角点に着く。

さて、このまま戻るか、山腹を降りてドウ坂から登山道に出て登り返すか。
このまま進めば荒れた道なき道を下ることになる。
せっかく来たから、しばらく進んでみるかと歩き出す
下りの傾斜か強くなってきたので、ストックの長さを調節する。
んっ、調節ができない。カラカラと空回りし、調節が不可能だ。
何回もやるが、うまくいかない。
今から、この道なき道を降りるにはストックは不可欠だ。
こんな肝心なところで壊れるなんて・・・・
きっと今日はこの先に行くなという神様からのメッセージかもしれない。
危険を回避するための勘は採用すべし。
山では頭で考えたことよりも勘が正しいこともある。

道なき道に分け入ることをあきらめ、引き返す。
と、ストックの長さをまた登り用に調整すると、
あれれ、まともに調整できるじゃないか。

やっぱ下るなということか・・・
山では不思議なことがたまにある。


帰り道の森で昼食とする。
日陰のベンチでちょっと寒い。
急いで食べていると、
「ウロロ、ウロロ」
と聞いたこともない野生動物の声。

シカではない。
イノシシでもない。
ツシマヤマネコ・・・でもないか?

正体わからぬままであるが、御嶽の奥深さを感じた。
今日は御嶽山頂には行かず、そのまま下山することにした。
 
新年初めの御嶽は不思議がいっぱいだった。



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