2014. 12.07
白嶽
1人で登る

白嶽洲藻登山口〜60分〜白嶽西岩峰〜岩のテラス〜60分〜白嶽洲藻登山口


  
距離約3.5km 累積標高差450m  荷10kg  時間約2時間30分

 


白嶽から見る浅茅湾(あそううわん)

このところ、軒並み最低気温は2、3度。
今日も寒い。

さて、どこに登ろうかと思案する。
寒くて風が強い日は白嶽は避けることが多い。
西岩峰直下に行くと北西の風が吹き荒れ、
山頂を断念することもしばしばである。

と、考えながら、車を走らせ、白嶽が遠望できる道に入ると、
おや、思いの外、遠くまで見える。
今日の白嶽は近く見える。

ということは、眺めがいいはず。
韓国が見えるかな。
少々の風は覚悟して白嶽に向かう。

歩き出しは寒い寒い。
なんでこんな寒いところを歩くんだろうと自問してしまう。
しかし、まもなくすると、登っている体が温まっていく。
そう、この温まり感と寒さが、冬の山歩きの醍醐味だ。
体は暑くなり、全然寒さを感じなくなり、体にエネルギーが沸いてくる。


途中、色を失いかけた登山道を、きれいなムラサキシキブの実が彩りを添えている。

高度を上げるほどに、体は温かくなり、シャツ1枚になる。
体がぽかぽかになり、山頂下の広場へ。
ここで、一枚上着を羽織る。
西岩峰直下の風に備えるためである。
案の定、直下に来ると、冷たい冬の風か吹いている。
しかし、山頂に上がると、風は和らぎ、射す陽の光もありがたい。

期待した韓国は見えなかったが、沖の島、壱岐の島影は確認できた。

西岩峰を後にし、岩のテラスに向かう。
広場に来ると、5名の団体さん。
下りながら、耳を澄ます。
日本語か?韓国語か?
おっ、日本語だ。

一言、二言、言葉を交わす。
物静かでさわやかな若者たちだった。

岩のテラスで昼食をとり、のんびりして下山した。

この晩秋の冬はじまりの景色が好きである。
眺めても眺めても飽きない、この時期の登山道の色合いである。



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