2014. 11.22

白嶽
1人で登る


白嶽洲藻登山口〜60分〜白嶽西岩峰〜60分〜白嶽洲藻登山口

  
距離約3.5km 累積標高差450m  荷10kg  時間約3時間


 


今年の秋は晴れが多い。
少し陽気が戻ったようなこの日、青空が白嶽へと誘う。

しかし、今日は午前中の用事があり、登りはじめが、12時近くになってしまった。
この日和、きっとたくさんの人が登っているに違いない。
駐車場停められるかなあ。

トイレがある駐車場に着いて、白嶽を眺める。
秋色の中にたたずむ白嶽。

んっ、望遠で見てみると、西岩峰に人が・・・


ん〜、かっこいいぞ。この人にこの写真やれば喜ぶだろうなあ。
などと考えつつ、登山口へ。
いつもは車が停まっていない場所に一台の車が駐車している。
げっ、こんなところに停めなければならないほど、いっぱいなのか。
と、前に進もうとすると、

舗装路が工事され、車両進入禁止に。
ん、原付バイクが一台。
yashiさんだ。

電波状態が悪く通じないスマホでなんとか連絡を取り合い、途中で会うことに。

ここに車を停め、舗装路にはい・・・・らず、川を渡ってショートカット。
今日はあまり時間がない。

人があふれているかもという心配をよそに、静かな山旅となった。

気温は思いのほか高く、歩くと汗が出てくる。
登山道にはムラサキシキプが紫の美しい色を見せてくれる。
もう、そんな時期かあ。

登山道を歩くと、コツコツとこまめに木の幹をつつく音。
コゲラだ。

秋の穏やかな登山道を自然を満喫しながら歩く。

やがて、鳥居でyashiさんに会う。
西岩峰にいた時間を聞くと、まさにあの写真をとった時間だった。
あの岩峰に立つ被写体はなんとyashiさんだった。
なかなかかっこいい姿だ。


もっと、何枚もとっておけばよかったなあ。

しばし、話をし、yashiさんと別れ、山頂を目指す。

ちょっと息をからして駆け上がった山頂には若者が一人。
秋の絶景を楽しんでいた。
岐阜から福岡に引っ越してきた彼は以前から対馬に興味があり、
フェリーで来島したらしい。

しばらく西岩峰で話をしていると、韓国の登山者がどんどん上がってきた。
にぎやかになりそうなので、岩にテラスに私だけ移動する。
若者は韓国に一年間住んでいたらしく、韓国語で会話を楽しんでいた。



岩のテラスで昼食をとる。
冬の入り口とは思えない陽気の中、半袖で過ごせるほどだ。

と、先ほどの若者が降りてきた。
今からの行動を聞いてみると、島の事情からするとなかなか難儀しそうだったので、
目的地まで車に送ることにした。
山岳部で北アルプスにも通った彼の話はなかなかおもしろかった。

最近の白嶽は、いろいろな方々との出会いがおもしろい。
これも霊山の霊験かなと思ったりするこの頃である。




山登りTOP