2014. 11.03
白嶽
1人で登り、2人で下る
yashiさん、vision


白嶽洲藻登山口〜50分〜白嶽西岩峰〜岩のテラス〜50分〜白嶽洲藻登山口

  
距離約3.5km 累積標高差450m  荷10kg  時間約4時間半(山頂・テラス滞在2時間半)

 



今週もいい天気。青空が広がる。
雲一つない山日和。
よし白嶽だ。

白嶽でやりたいのは、誰もいない西岩峰での大の字.。
宇宙に自分が吸い込まれるような時間を過ごしたい。
考えてみると、山頂大の字が楽しめるためには、
じっとしたくなる快晴と、穏やかな気温と、そよそよとした風加減と、一人だけの条件が必要である。
考えてみると、一年間にそんなチャンスはなかなかない。
そこで、ちょっと早め、誰もいない登山口から登山開始。

風がなく、登りにかかって歩いていると暑くなってきた。
落ちてくる汗をぬぐいながらの登りとなる。
さあ、山頂だと、西岩峰と東岩峰の鞍部を一気に抜けると、
なんだこの風!
木枯らしのような冷たい風が吹いている。
急いで山頂に駆け上がり、一枚、二枚と上着を羽織る。

少し霞みつつも今日も絶景が広がる。
ちょっと寒いが、ごっつぁんです。
西岩峰に大の字になる。

天に昇って行く感じ。
大きく深呼吸して、宇宙に対峙する。

満足いくまで横になり、さてさて、寒くなってきたので、岩のテラスに移動する。
ここで、コーヒーを飲んで、どら焼きを食べて、まったりした時間を過ごす。
さて、そろそろ下るかと片付け始めた頃、メールが入る。
yashiさんだ。白嶽に登ってきていると言う。
それならばと岩のテラスでしばし待つ。

2週連続の白嶽再会となった。
yashiさんと共に登ってきたのは、かわいい女子高生3人。
登山口でyashiさんと会い、一緒に登って来たという。
小さい頃から知っているが、立派なお姉さんになっている。
しばし話した後、3人は、西岩峰に向かった。
2人は初めての白嶽のようで、目の当たりのする絶景に、黄色い声が響き渡る。
若者の楽しそうな声はいいもんだ。
元気をもらう。ありがとね。

その後は、yashiさんから、またまた野点(のだて)のおもてなし。
挽き立てのコーヒーと、ホットサンドをいただく。
これまたうまい。

香りのいいコーヒーと、外側がカリカリで中がほくほくのホットサンド。
これは癖になりそうだ。
yashiさんは、山頂でいろいろな食を楽しむ計画を持っているようで、
またまたご一緒したいものである。

その後は、今週も長居して、話が弾む。
韓国人は月曜日は少ないらしく、今日の白嶽は日本人のみ。
この後、楽しく個性的な二人が訪れた。

一人目は、自転車で島をまわっている若者。
スニーカーでいすいと山を駈け上る。
その背中には、ザックではなく・・・・ん〜、楽器のケース?
バイオリンが入っているらしい。
この後は城山を目指すと言い、写真だけ撮ってテラスを後にした。

次に岩のテラスを訪れたのも笑顔がさわやかな若者。
なんと、ここでキムチ鍋を作って食べると言う。
野宿には慣れているらしく、手慣れた手つきで鍋を作っていた。
おいしそうな臭いを嗅ぎつつ、私たちは下山の準備。

いろいろな出会いがあって、今回も楽しい白嶽となった。
今週もyashiさんに感謝である。





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