2013. 01. 14 御嶽(御岳)〜平岳

 
一人で登る


林道終点登山口〜45分〜御嶽〜40分〜平岳(一等三角点)〜80分(彷徨)〜60分〜林道終点登山口

  
距離約6km 累積標高差750m  荷11kg  時間約4時間
お堂を過ぎた階段状の道を大きな倒木。自然林の輪廻を感じさせる御嶽・平岳である。


三連休の最終日、やっと体が空いたので、やっと山に繰り出すことにする。
白嶽・有明山もいいが、時間がゆっくりあるので、違う山にも行きたい。
そうだ、久しぶりに御嶽に行こう。平岳への稜線がとても魅力的や山だ。

登山口には車が一台。その方々とも早々にすれ違い、静かな山旅の予感である。
ここの所、コンスタントに山に出かけているので足の感じもいい調子。
ぐいぐいと登っていくが、きつさが嫌ではなく心地よい。
この調子よさで気分が高揚したのがまずかった・・・

御嶽山頂に着く。
あいにくかすんでいて遠望が効かないが、今から巡る平岳に目を向ける。


御嶽を後にし、平岳を目指す。
この稜線上が気持ちいい。
この道は冬場に巡ると冷たい風がいつも吹いている。
道の様相が変わる心地よい自然林の道が続く。


やがて、平岳の一等三角点に着く。
対馬に3つしかない一等三角点である。
しばし、休憩とする。
耳が痛くなるほどの寒さでもなく、一枚羽織ると落ち着く感じである。

さて、この後は、平岳から道がない山腹をたどって登山道に出る予定である。
一回通ったことがある道、さほど迷った記憶もなかったので、高揚した気分のまま
地図をあらかた眺めた後、出発した。

「稜線をたどって、右に少し折れて進んだ・・・かなあ。」
と前の記憶をたどりながら歩くが、おぼろげながら記憶している道の様子にならない。
もう少し、稜線沿いに降りてみる。
いやいや、そろそろ右におりてみよう。
コンパスで方向を確認する。どうせ、この方向で行けば登山道に出る。
しかし、この道がとても急で、滑りそうになる。
登山道沿いでない道は、枯れた立木が結構あり、つかむと迷いもなくポキリと折れる。
手がかりにしようものなら、立木と一緒にこけ落ちてしまう。
しばらく滑りながら下って、ちょっと立ち止まって、水分を取り、冷静になる。
歩いているときは、冷静な判断力は鈍り、どんどん前に進むもうとする。
このまま進んで、果たして道に出れるのか、そもそもこんな急下りは通った記憶はない。

冷静になって、元に戻ることに決めた。
「迷ったら戻れ」が山登りの鉄則である。

登り返してみれば、よくこんな下ってきたなあと思うような急坂。
「よじ登る」「はい上がる」とはこういうザマを言うのだろう。

登り返しながら、道を見逃してなかったかを確かめる。
おやっ、ここかなという場所があった。
こんな散々な目の後に行くかぁ〜と自分でもあきれるが行ってしまった。
しかし、この道も、途中でテープもなく不明瞭となる。
まっ、またの宿題としよう。

楽しみがひとつできた。

帰りにみかけた、サルノコシカケ。




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