2012.12.22 有明山

 
一人で登る


八幡神社〜80分〜有明山〜60分〜八幡神社
  
距離約6km 累積標高差600m  荷13kg  時間約3時間

木立の隙間から射す木漏れ日はすっかり冬木立の有明山登山道

今週も有明山に行く。
気温はちょっと暖かめ。冬用ではなく夏用のズボンを身につけた。
だいたい気温が5度以下にならないと、冬用のズボンは歩いていると暑くなる。

いつものように清水山を目指して歩いて、本丸を見ると、どうも石垣を工事している模様。
作業の手を煩わせては申し訳ないと、清水山をパスして、正規の登山道に移る。

思ったより寒くないと歩いていたが、山頂近くの風は冷たい冷たい。
思わず一枚羽織って歩く。

登山道はしばらく無音の道。
春にはあんなにせわしく鳴く鳥のさえずりも、この真冬の道では皆無である。
風の音さえ、聞こえてこない。
登る自分の吐く息と、落ち葉を踏みしめる音だけが耳に届く時間が過ぎる。

しかし、そんな時間は尾根道に出ると一変する。
北西の風が木々を揺らし、ごうごうという音がまわりを包む。
その中を彷徨うように歩いて行くのが、冬の山登りの常である。

やがて、一人だけの山頂に着く。
いつものようにおにぎりとカップうどんの昼食となる。
寒いながらも、このうどんがたまらない。

下山路も人と会わず、久しぶりの一人きりの山登りである。
静かな山との対話が楽しめる時間となった。




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