Camp，山登り，そして自分探しの旅

洲藻のトイレがある駐車場から見た白嶽。少しずつ山の彩りが見られるようになった。

秋になった。対馬の朝夕は肌寒いくらいだ。
スズメバチの姿も見なくなったので、白嶽に足を運ぶことにした。

駐車場に着くと、意外にも車が２台。
秋の白嶽を楽しんでいる方がいるのがうれしい。

車を置いて、登山道を歩き出す。
暑くもなく寒くもなく、半袖で歩くのに丁度心地よい気温。
長らく雨がふっていないので、沢の水は少ないが、それでも滝のあたりは
かわいい音を、森に染みこませている。

鳥居で休憩して、耳を澄ますと、コゲラが木をつつく音がする。
山歩きは頂上の眺めも楽しみなのだが、こんな森の中でたたずむ時間は
静寂と心地よい自然が奏でる音の両方を感じさせてくれる。

鳥居を過ぎて急坂を歩いていると、上の方から足音。
熱くなってきた顔をふと上げると、
「ああ、こんにちは。」
Ｔさんだ。
いろいろな場所で顔を合わせることはあったのだが、
ゆっくり話しができる場所でもなく、
山で会うのは久しぶりだ。
近況をお聞きすると、九州の最高峰登山も単独で果たしたらしく、
山の話題を話すのが楽しい時間を過ごさせていただいた。
山で楽しんでいる方の話を聞くと、なんだかうれしくなる。

Ｔさんと別れ、山頂を目指す。
今日はしばし山頂を一人じめ。

山のテラスに下りて、今秋初のカップうどんを食べる。
やっぱり山で食べると格別の味だ。

秋はいろいろと忙しいので、山に行けるかなあ。
もったいない秋になりませんように・・・・

山登りＴＯＰ