今日も午前中の駆け足登山。
秋になって、休日の午前中くらいは山に行ける時間が少しとれるようになってきた。
今日も白嶽に行くとする。
秋は眺めがいいので、どちらかというと白嶽を選ぶ機会が多くなる。
今日の登山道はまったくの無風状態。
気がつくと、汗が出ているのだが、それを冷やしてくれる風がない。
西岩峰の手前に来て、やっと少し風がでてきて、今日初めて体を冷やすことができた。
西岩峰9時過ぎ着。この時間であれば、だいたい一番乗りとなる。
ホットコーヒーを入れ、一息ついていると、一人の方が西岩峰に到着した。
西岩峰の上は畳四畳くらいで、この場所に居合わせると、
会話をしないことが不自然のように思えてくる。
また、この岩の上にいることでついつい心はオープンになり、
下界にいれば、あまり話したくもない自分の素性もどんどん話してしまう。
この方、関東からお見えの方で、全国1300座を目指しているという。
百名山ハンターは聞いたことがあるが、
「山と渓谷社の日本の山1000」と「国土地理院が出している日本の山1000」を
合わせて重複分を引くと、1300座になるらしい。
すでに1030座登っているというから、目が飛び出そうになった。
また、この方のいる市には、対馬藩の宗氏の子孫の方がおり、
対馬の歴史の話に花が咲く。
この白嶽山頂は、日本全国いろんな方との出会いがある。
加藤文太郎の出身地から来た人ともここであったなあ。
しばらく談笑して、下山する。
帰りは30人の異国の団体。
そして、2人の日本人と5人の日本人とすれ違う。
白嶽はいろいろな季節に日本のあちこちの方と出会えるのが魅力でもある。
来週か、再来週、きっと韓国が見える空気の澄んだ秋の一日に
出会えることをちょっと期待しつつ、下山した。
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