2011.05.22 有明山
一人で登る
厳原八幡神社〜20分〜清水山〜50分〜有明山〜55分〜厳原八幡神社
  
距離約6km 累積標高差600m  荷11kg  時間約2時間半

  


天気予報は雨のち曇り。
雨の歩きもまたよしと、有明山に繰り出した。

地震等の影響で韓国からの観光客がめっきり減った。
休日の厳原の川端通りも静かな通りに戻った。
山でも韓国の人をあまり見なくなった。
ただ山に入る人が減ると、登山道は荒れていく。
オーバーユースか、荒廃か。
登山道はほどよい登山者がいるときのみ、持続していく。
その均衡がくずれるとき、自然は、まことに自然に
その状態を表してくれる。

静かな静かな登山道。
山頂近くになると、霖雨となる。
音のない白い世界を一人で歩いていく。
白い世界はとても幻想的だ。
霧の向こうから、もしかしたら何か出てくるのではないかという、
不安みたいなものが、なおさら異次元を感じさせる。

山頂付近はガスが流れて、強い風。
そこは、まるで3000m峰の山頂のようである。
そんな気分で、冷たい風を感じながら、しばし休憩した。

帰り道は、のんびりと花を探して歩く。
下をゆっくり見れば、登りには気づかなかった花に気づく。

もうすぐ梅雨に入るのかなあ。
霖雨に煙る山旅も楽しい、この時期である。

アズキナシの花が愛くるしい
 

 
タツナミソウは色鮮やかである
 



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