2011.03.05 有明山
一人で登る
厳原八幡神社〜20分〜清水山〜50分〜有明山〜55分〜厳原八幡神社
  
距離約6km 累積標高差600m  荷11kg  時間約2時間半
 



清水山経由で有明山へ。
有明山に登るには、通常の階段状の道を歩くルートと清水山を経由して歩く二つのルートがある。
標高差を少しでも稼ぎたい思いもあり、いつもこの清水山経由で登っている。
この清水山、地元民にはあってあたりまえの何の変哲もない石垣である。
しかし、この石垣、秀吉が朝鮮出兵の前に作らせた城である。
居城というよりも駅城として、必要なときに入る石城だったようだ。
昨年くらいに一帯の草や萱が払われ、その石城の姿があらわになった。

いつもは単に見慣れた石垣なのだが、
今日はなぜだろう。累々と積まれた石垣に歴史の重みを感じる。
馬の背状の稜線に三の丸、二の丸、一の丸(本丸)と続く。
文禄時代の遺構は全国的に少ないらしく、この清水山は規模は大きくないが貴重な遺構らしい。

国指定の史跡に指定されている。
国指定ってどんなのと調べてみると、
長崎県は26の国指定史跡があるが、
原城跡、シーボルト宅跡、出島オランダ商館跡などと肩を並べているかと思うと、
もうちょっとしっかり観察しなければと思ったりする。

さて、清水山を経由して有明山へといつものように歩く。
途中、コゲラが幹をつつく音が登山道に響く。
先週が山頂まで1時間15分。
今日は最後の方でちょっと速く歩いてみて、1時間10分。
よし、5分短縮だ。
荷が軽いこの時期限定の自己満足の遊びである。
目標があって息を切らして駆け上がるのは気持ちがいい。
 

 
山頂は風が強かったので、フリースの上にアウターも着込んでコーヒータイム。
自宅前はぽかぽかしていたものだから、山頂の別世界さに驚く。

島も春めいてきた。ツツジが美しい頃が目の前である。


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