2010.12.11 白嶽(白岳)
 夫婦で登る


洲藻白嶽登山口〜岩のテラス〜洲藻白嶽登山口
  
距離約3.5km 累積標高差450m 荷19kg 時間約3時間半


白嶽西岩峰には韓国の団体の人影

今日は所用が1時に終わり、急いで家に戻って妻と登山口に向かう。
駐車場に着くと、駐車場にはたくさんの車。そして、バス。
これは入れないなあと思ってバックしようかと思っていると、
バスがぎりぎりのところまで避けてくれ、運転手がこっちにこいと
手で合図を送る。
すれ違うだろうと車を前進させてみるが、右の路肩ぎりぎり、
もろそうな路肩で車ごと落ちやしないかと、肝を冷やす。
駐車場で難儀するのは珍しいことだ。

今日は2時発の遅い山登り。
頂上で滞在30分で5時までには下山できるだろうと考える。
こんな遅い時間なのに、日本人、韓国人、含めてたくさんの方とすれ違う。
すれ違う人の情報によると、韓国の団体30人ほどが上にいるという。
とりあえず、岩のテラスでコーヒータイムとする。

西岩峰に目をやると、たくさんの人が登っている様子。
せまい頂上は見ていても危なそうである。
果たして、ちゃんとしたガイドはいるのだろうか。

20程休憩して、韓国の団体より先に下りようと考える。
が、先に向こうが下り始めてしまった。
団体から少し離れて、ゆっくりと下山を開始する。

下山開始が3時半。
今は5時半には薄闇になる。
安心して下りるにはここらが潮時である。

しかし、下山路でたくさんの韓国人があがってくる。
この時間から登っていれば、下りの下山路近くは5時をゆうに過ぎる。
ヘッドランプを持っているような装備には見えない。
飲み物さえ手にしていない人達だ。
島の低山といえど、山の闇は暗くて何も見えなくなる。
これらの無謀な登山者は誰も統率していない。

4時半過ぎに登山口に着く。
車にのって、帰路に着く。
途中、頂上にいた韓国の人達が、白嶽のトイレ駐車場まで道を歩いていた。
その一行がなかなか道を空けない。
おまけに、何を考えたか、私の車を手を出して止めようとする。
乗せて行けといわんばかりに、体を道に出してきた。
あぶないとともに、得体の知れない恐怖を感じた。
一人なら、下りて文句を言うところだが、
妻に迷惑間がかかってもいけないので、やめといた。

こんなことは書きたくないが、目にあまる。
これでは山は楽しめない。

白嶽は入山届けを出して登る山にしようとする働きがある。
地元の人間としては、そんな馬鹿なと思っていたが、
登山道、山頂に捨てられるゴミ、勝手に作るショートカットの道、オーバーユースの登山道、
日暮れを意識していない無謀な山行、登山道の混乱など
今日の現状を見ると、そういう手段も必要になってくるのかと考えさせられる。

このような現状が山だけでなく、町中にもある。
島の現状は深刻である。

(今回のレポは、山を楽しむためにこのHPを訪れた人には申し訳ないので、書き換えて
残そうとも考えたが、これも現実であり、そのまま残しておこうと思う。)


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