コバノミツバツツジが満開の清水山から有明山をのぞむ
昼からの所用の前に、ひと登りと思って、ぎりぎりまで寝て起きた。
さて、準備準備と取りかかっていると、妻が、
「私も今日は山に行きたい!」
と言ってきた。
えっ、急に言われても、制限時間内にお前歩けるのか・・・
「30分後には、出発するそ!」
と、隊長として威勢よく、声をかけると、
「わかった。時間がないから、布団あげといて!」
「ああ、帰ってきて入れるように風呂の水も入れといて!」
矢継ぎ早に出されるもっと威勢のいい言葉に思うがままの夫である。
予定の時間を少し過ぎて登り出す。
いつもは有明山まで、2時間かけてゆっくり登ってやるのだが、
今日は予定の時間があるので、そうもいかない。
いつもよりペースを上げて歩くが、妻もがんばって着いてくる。
清水山は満開のミツバツツジ。山頂付近は花の庭園のようだった。
しかし、なんとしたことか、デジカメがバッテリー切れだった。
しょうがなく携帯電話のカメラで写真を撮るが、
ミツバツツジの美しさはおさめることが難しいようだ。
歩く登山道脇には、ギンリョウソウ。
「これはギンリョウソウという。ユウレイバナとも言ってな。葉緑素がないから白い色で
そういっぱいはない植物だ。よく見とくとよい。」
とレクチャーをして歩き出すと、そういっぱいないと言った矢先に、あちこちにギンリョウソウ。
こんなにいっぱいあるのはみたことない。さすが島だ。
妻のペースでは、新記録の1時間40分で山頂に。
シートをひいてコーヒーを飲む。
いい眺めだ。
と、後ろで「ああ、こんにちは」の声。
Yashiさんである。
先週から、白嶽、竜良山、そして、有明山と
毎週精力的に山に足を運んでいる様子である。
ゆっくり話したかったが、時間がなく、シートをたたんで下りることに。
Yashiさんのご厚意で、せっかくなので、夫婦の写真を撮ってもらう。
「HP用に後ろ姿撮って」
わがままも、やさしく受け入れてくれる。
矢立山を眺める記念の一枚となった。
下山は、妻も速いペースで下りられた。
やればできるじゃないか。
うららかではあるが、風が涼しく、気持ちのよい有明山の
山歩きだった。
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