2010.04.10(日) 有明山

厳原八幡神社〜清水山〜有明山〜厳原八幡神社
  
距離約6km 累積標高差600m  荷12kg  時間約2時間半
 


 
花を咲かせるのを待つ、コバノミツバツツジの蕾。
 


山登りの楽しさって何?
常に自問する内容である。

ひとつの答えとして、日常からの脱皮。
 
日常生活を忘れて、何も考えない時間を持ちたいから山に登る。
しかし、自分を忘れるためには、それなりの負荷が必要となる。
楽に登れる山では、散歩と一緒で、日常の出来事が頭の中をぐるぐる回る。
今日の山登りはまさにそれだった。
ずっと、頭の中を仕事のことが離れない・・・
「ああでもない。こうでもない。ああそうだ。」
まったく、独り言の世界である。

では、どんな負荷があるのか。
一つは身体的な負荷である。
距離を伸ばす、2往復する、スピードを上げる。
もう一つは、心理的な負荷。
初めてのルートをたどる、無事に歩けるかという不安、時間に間に合うかというドキドキ感。

それらの負荷が加わったとき、日常の出来事よりも、今の山が心の中の優先事項となる。

対馬の山ではこれらがちょっと難しい。
一往復たかたが2時間程度。
登れる山もルートも限られている。

季節的には藪には入る勇気がなくなってくるので、
そろそろ20kgの荷物の負荷に戻そうかなあと考える頃である。

昼からの所用に向けて、間に合わせなければという心理的負荷が毎回それに加わる。

対馬の山は今まさに、彩り豊富。
終わりかけのゲンカイツツジと、始まりのコバノミツバツツジと
ヤマザクラが入り乱れる。
 

  
  新緑が眩しく、もこもこと萌えたつ季節に入る。
対馬で一番山がきれいな時となる。

さあ、冬場の山歩きから、
夏の遠征に向けてのトレーニングに
そろそろ切り替えよう。

負荷もまた楽しである。
 



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